転職ハウツー

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薬剤師の転職知識―円満退職のためのHOW TO

薬剤師の転職知識―円満退職のためのHOW TO

「希望していた転職先から内定通知が来た!さあこれで転職活動もおしまい!」......
と思いたいところですが、 最後にもう一つ、大切な工程が残っています。
そう、今勤めている職場での「退職手続き」です。

思ったより時間がかかったという声が多く、前倒しで準備を進めなければいけません。最後の最後でトラブルになって、転職自体がダメになってしまった、という厄介なケースもあるので細心の注意を払って進めていく必要があります。

何度も転職を経験されている薬剤師でも、なかなか慣れない退職手続き。「今回がはじめての転職」という転職初心者さんにはなおさらです。今回はそんな薬剤師の皆さんに、<円満退社>までのステップを解説していきます。

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1:薬剤師の転職の最終段階―退職手続きの5ステップ

[STEP1]直属の上司へ辞意表明、退職交渉
 ▼
[STEP2] 「退職届」・「退職願」の提出などの社内手続き
  ▼
[STEP3]人事との退職面談(企業による)
  ▼
[STEP4]退職日に返却するものと受け取るものの確認
  ▼
[STEP5]最終日

(※あくまで一例です。会社ごとに違いがありますのでご注意ください)

退職と言えば「退職届」が思い浮かぶ方も多いと思いますが、その前に上司に相談するのが一般的です。まずは直属の上司に時間を取ってもらい、退職の意志を伝えましょう。面談の場に書類を持参する必要はありません。話をしたことで(あなたの退職理由に関係する)職場環境の改善が行われるかもしれません。話し合いの内容によっては、退職を考え直すこともあるでしょう。

いずれにせよ大切なのは、決して感情的にならないこと。
「どうせ辞めるのだから思ったことをぶちまけてしまおう」と考えるのは間違いです。ここでの対応を間違えると、転職活動に悪い影響が出る場合があります。
怒った上司が転職先に電話をかけ、転職者である薬剤師がかつて起こしたミスなどを報告したせいで、内定が取り消しになったという話もあるくらいです。
冷静を保ち、言う必要のないことは言わず、相手の立場も考慮して話をすることが重要です。ここで上司に好印象を与えられれば、次の職場への転職を応援してくれる味方になってくれるかもしれません。

上司への報告と退職交渉の中で重要なことは、「退職日の合意をとること」です。
こちらについても、自分の都合を一方的に押し付けるのはよくありません。
「辞意は最終出社日の1ヶ月以上前に言うこと」というようなルールがある会社も多いですし、仮にルールはなくとも、社会人としては1〜3ヶ月前に伝えるのがマナーと言えます。

薬剤師の場合、退職はできるだけ閑散期にするのがよいでしょう。ただでさえ薬剤師は人員確保が難しい職業です。繁忙期真っ只中で辞められると、会社も患者さんも非常に困ります。
とはいえ、過度に会社都合を優先する必要はありません。ルールやマナーを守った上で、「◯月◯日に退職したい」と、自分の考えはハッキリと伝えましょう。

退職日の合意がとれると次のステップへ進みます。

2:「退職願」と「退職届」はどう違うの?

「退職届」と「退職願」。どちらも聞く言葉ですが、これらは同じものなのでしょうか。 退職の意志を伝えるもの、という意味では同じですが、実は明確な違いがあります。

・「退職願」=退職意思があることの申し出(撤回可能)
・「退職届」=退職する旨の通知(撤回不可)

まず「退職願」ですが、こちらはあくまで意思表示と会社に対する「お願い」なので、万が一状況が変わり会社に残ることになった場合は取り下げることが可能です。
通常は事前に上司に相談の上、退職日が確定した段階で提出するのが退職願ですので、退職の意思を正式に表明するものと考えればよいでしょう。

一方「退職届」は、「退職願」とは異なり法律的な強制力を持ちます
これを責任者が受け取った時点で効力を持ちます。会社はこれを拒絶することはできず、また薬剤師側も、提出した以上撤回することができません

3:「退職届」・「退職願」を出すタイミングと出し方

一般的には「退職届」・「退職願」を出す前に上司に退職の意思を伝えるのが常識です。 ドラマなどであるように、上司に不意打ちで「退職願」または「退職届」を突き付けるのは絶対NG!
受け取ってもらえないことがほとんどですし、マナー違反な行為なのでマネをしないようにしてください。

Q:辞意表明のタイミングはいつ?
A:
民法上は退職日の2週間前までに退職の意思を表示すればよいとされているのですが、社会人としての礼儀として少なくとも1ヶ月前までには辞意を伝えましょう
しかし、後任の採用や業務の引継ぎ、有給の消化などを考慮すると、2か月前までに辞意を伝えるのが理想的と言えます。

しかし、辞意表明のタイミングについては会社の就業規則で決められている場合があります。 就業規則で定められた辞意表明のタイミングについては、必ず事前にチェックしておきましょう。

Q:「退職届」・「退職願」の提出のタイミングは?
A:
上司に辞意を伝えたうえで退職日の合意が取れたところで改めて「退職願」を提出します。
「退職届」は退職交渉がうまくいかなかったときに強制的に退職を推し進めるための手段です。一般的な退職手続きではあまり必要ないものとして考えてよいでしょう。

Q:「退職届」・「退職願」の提出方法は?
A:
事前に合意が取れている「退職願」については直属の上司に手渡し、というのが一般的です。
厳密に言えば提出方法について法律的な決まりはありませんが、手間を嫌って郵送やメールなどで提出すると、あなたの印象が悪くなりかねません。 転職先での勤務を気持ちよく始めるためにも、こういった礼儀の部分はしっかり押さえるようにしましょう。

辞意表明後の退職交渉が難航している場合は「退職届を上司に手渡そうとしたら、受け取りを拒否された」というケースがあります。
退職届は受け取った時点で効力を持つ」という性質上、辞めてほしくない従業員からの退職届を受け取らないようにするのです。中には、退職届を受け取ってもらえない上、「人手が足りないんだから辞められるはずがないだろう」などと、退職の意志自体を否定されることもあるようです。

こうなってしまったら、「直属の上司に手渡し」という慣習にとらわれる必要はありません。人事部や社長に直接提出しましょう。手渡しが難しければ、郵送で送るという手も有効です。
内容証明郵便で送れば、会社がそれを受け取った証拠が取れるので、法的にも効果があります。

4:「退職届」・「退職願」の書き方

比較的規模の大きい会社であれば、退職に関する書類のフォーマットが用意されている場合が多いようです。
退職フローも明確に決まっており、その中に「退職届」・「退職願」の提出についても組み込まれているので、スムーズに手続きを済ませることができるはずです。

一方で個人経営のパパママ薬局などでは、「手続きは必要ないよ」と言われることもあります。 しかし、後々言った言わないのトラブルになる可能性もありますので、「退職届」または「退職願」を提出しておいた方がよいです。

では、この「退職届」・「退職願」、どんな内容を書けばいいのでしょうか。

まず体裁ですが、便箋にペン書き、用紙は白いシンプルなもので、縦書き、サイズはA4またはB5の便箋、というのが一般的です。鉛筆やシャープペンシル、こすると消えるタイプのボールペンは避け、必ず黒いインクのペンを使用しましょう。

次に内容ですが、以下に例を紹介しますので、参考にしてみてください。

[例文]
(1)冒頭に「退職願」(または「退職届」)と記入
(2)「私事、」または「私議、」から始める
(3)三行目から以下の文章を記入

退職願の場合>
「このたび一身上の都合により、平成○○年○月○日をもって退職したく、ここにお願い申し上げます。」
退職届の場合>
「このたび一身上の都合により、平成○○年○月○日をもって退職いたします。」
※退職日は和暦で書きましょう

(4)一行空け、提出日および部署名、提出者の氏名を記入
(5)提出者の氏名の下に認印(または三文判)で捺印
(6)退職する会社の正式名称・代表者氏名(フルネームで記載)

5:退職理由は正直に言うべき?とれとも建前?

薬剤師が転職する理由は、大きく分けると以下の通り。

「人間関係」
「給与やその他の待遇面での不満」
「仕事内容についての不満」
「キャリアアップしたい」
「家族の都合」 

「退職届」・「退職願」に記入する退職理由は、どんな理由があったとしても「一身上の都合により〜」と書くのが一般的です。しかし、上司との退職交渉の際や人事面談時にこれらの本音を正直に伝えるべきなのでしょうか。

しかし、会社側からすると、薬剤師が辞めていってしまう理由はぜひ聞いておきたいものです。 退職理由を正直に伝えることで感謝される場合もあるので、相手との信頼関係に応じて選択してください。退職する薬剤師が、あとに残る薬剤師のために退職理由を明らかにするケースもあるようです。

ただ、ここで注意をしたいのが、「退職理由を伝えたことで、引き留めが重くなる」ことがあるということです。
つまり、「退職の原因となった不満点が解消されれば退職する理由がなくなる」という前提で具体的な解決提案をされるわけです。

薬剤師業界は常に売り手市場ですので、転職する際は大なり小なり引き留めがあることは覚悟しておいた方がよいかもしれません。

6:引き留められた場合の対応はどうすべき?

では、実際に引き留められた場合、どういう対応をするべきなのでしょうか。
薬剤師という貴重な人材を失いたくない会社側が、

「◯◯が辞めると会社が潰れる!」
「辞めるんだったら給与は払わない」
「所属する薬剤師会の薬局にふれ回って転職できないようにしてやる」

などのような、脅しめいた引き留めを行う会社もあるようです。

また反対に、
「給与を上げるから待ってくれ」(給与に関する不満の場合)
「他の店舗に異動できるように手配するから」(勤務地に関する不満の場合)
「◯◯さんには、しっかり言って聞かせるから」(人間関係に関する不満の場合)

などと改善提案をされることもあるようです。

しかし、これらの改善提案は基本的には一過性のものと考えてよいでしょう。
根本的な解決が見込める場合を除き、転職の意思をしっかりと持ち、毅然とした態度で意思表示をしましょう。

▼あまりに強い引き留めにあった場合は?
あまりに強い、あるいは脅迫じみた引き留めを受けた場合の最終手段としては、「家族の都合」や「心身的な問題」を理由にすることです。

例えば、
「主人の転勤で引っ越しをすることになった」
「親の介護が必要になった」

などの退職理由なら、会社側も踏み込みづらいので、強引な引き留めはないでしょう。


また、押しに弱く気持ちが揺らぎやすい方は初めからこれらの理由で交渉を進めることをお勧めします。

7:退職時に返却するものは?

退職前に会社に返却するもの、そして退職後に会社から送られてくるものは、一般的には以下のようになっています。

[会社に返却するもの]
・健康保険証
・社員証(身分証明書)
・入室カードなどセキュリティに絡む身分証、ロッカーのキー等
・白衣、シューズ(貸出の場合)
・名刺やネームプレート

[会社から受け取るもの]
・雇用保険被保険者証(退職時に会社から返却もしくは後日郵送)
・離職票(退職後に郵送されるのが一般的)
・年金手帳
・健康保険資格喪失証明書(会社の健康保険脱退の証明書。国民健康保険に加入するときに必要)
・源泉徴収票(退職後に会社から郵送)
・厚生年金基金加入員証(厚生年金に加入していた場合退職後に返却)
・雇用保険被保険者証

8:入社する時に必要な書類は?

こちらは転職先の会社で入社時に必要になるものです。

[ほとんどの企業で求められる書類]
・薬剤師免許
・保険薬剤師の登録票
・年金手帳
・源泉徴収票
・扶養控除等申告書
・健康保険被扶養者異動届
・給与振込先の届書

▼保険薬剤師登録票について
下記のいずれかに当てはまる場合は、勤務先のある都道府県の地方厚生局に届け出を出す必要があります。

・県をまたいで職場を変える場合
・結婚などで住所や名前が変わった場合
・保険薬剤師の登録証を紛失した場合

大手企業だと会社側で手続きを行ってくれる場合もありますが、個人経営の薬局では自分で届けなければならないケースもあります。
また、その他に以下の書類が必要になる場合もあるので、事前にしっかりチェックしておきましょう。

[企業によっては提出を求められる書類]
・従業員調書
・健康診断書
・住民票記載事項証明書
・入社誓約書
・身元保証書
・免許・資格関連

9:有給消化ってしてもいいの?

残った有給をどう消化するか、というのは悩ましい問題です。もちろん法律的にはすべて消化してOKなのですが、忙しい職場の場合「有給消化なんてとんでもない」と言われることもあります。
そもそも日数が少ない場合を除いては100%有給を消化する人は少ないようです。
また、退職する薬剤師から有給の買い取りを行っているところもほとんどありません。

10:転職先に行くまでにしておくべきこと

□提出書類の準備
□入社当日の流れ(出勤時間・場所)を確認
□白衣、シューズの貸し出しの有無を確認
□身だしなみを整える


購入しておく必要のあるものは、前の職場にいる間に用意しておきましょう。 また、転職先での勤務に必要な勉強をしておくことも重要です。
子育てなどでブランクのある方に忘れがちなのが身だしなみを整えることはお忘れなく。

入社前に一度職場見学をして、転職先の雰囲気を掴んでおくと良いでしょう。

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