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派遣薬剤師VSパート薬剤師の条件比較~給与・安定性・福利厚生・将来性等

派遣薬剤師VSパート薬剤師の条件比較~給与・安定性・福利厚生・将来性等

「子供がまだ小さいから、フルタイム勤務は難しい...」
「そろそろ薬剤師として仕事に復帰したいけれど、いきなりフルタイムだと心配...」
「親の介護で短時間しか働けない...」

等、フルタイムで働くことのできない事情を抱えた薬剤師の皆さんが、転職を考えるときの選択肢としてよく挙げるのが、「派遣」もしくは「パート」。

「時間に融通が利く職場がいい」
「子供が幼稚園や学校に行っている間だけ働きたい」
「できたら、扶養の範囲内で...」

そうした働き方をしたいと考えたときに、
派遣薬剤師とパート薬剤師、実際はどちらの働き方を選択すべきなのでしょうか?

似ているようでいて、実は全く働き方が異なる派遣とパート。
今回は給与、雇用の安定性、福利厚生、人間関係、キャリアアップ、残業、将来性の7つの項目で働き方を比較してみました。

派遣とパートでの働き方や条件の違いを正しく理解し、自分にあった働き方を見つけるヒントにして下さい。

派遣薬剤師VSパート薬剤師の条件比較表

派遣 パート
給与 ★★★★★
雇用の安定性 ★★ ★★★★
福利厚生 ★★★★ ★★★
人間関係 ★★★★★ ★★
キャリアアップ ★★★ ★★★★
残業について ★★★★★ ★★★
将来性 ★★★ ★★★

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1:給与 派遣薬剤師/★★★★★ パート薬剤師/★

まず、給与では派遣薬剤師とパート薬剤師のどっちの働き方が得なのか、実際に例を挙げて考えてみましょう。

一日6時間週5日勤務でそれぞれの雇用形態で勤務した場合、年収に換算して比較するとこうなります。

【必見!】 派遣薬剤師とパート年収シミュレーション

派遣 パート
年収 442万円 348万円
時給 2926円 2123円
勤務時間 1日6時間×週5勤務 1日6時間×週5勤務
ボーナス なし 1ヶ月分

→その差は約95万円派遣の方が多いという結果に。

※派遣は、派遣薬剤師の2017年の全国平均時給2926円で計算
年収={時給2926円×6時間(1日)×21日出勤}×12ヶ月

※パートは、パート薬剤師の2017年の全国平均時給2123円で計算
年収={時給2123円×6時間(1日)×21日出勤}×12ヶ月+ボーナス(1ヶ月分の給与)

※2017年最新版 都道府県別「薬剤師の平均年収」はこちらからチェック!
https://tenshoku-hakase.com/category/news/hakase_2017.html

単純に年収だけを比較すると、派遣薬剤師の方が年間約95万円も多く、
断然派遣薬剤師の方がお得だとわかります。

派遣で働くとボーナスはないものの、時給が高いため有利になりますね。

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2:雇用の安定性 派遣薬剤師/★★ パート薬剤師/★★★★★

では、雇用の安定性という意味では、どちらがお得なのでしょう。

派遣は、有期雇用
パートは、基本的に無期雇用

実は、派遣とパートとでは、同じように時給で働いているように見えて、雇用形態が全く違います。

派遣は、派遣会社に登録して、派遣会社と契約してから、派遣会社のスタッフとして就業先に配属されます。基本的には、期間限定スタッフとして3ヶ月程度の契約を更新しながら就業していくことになります。
3ヶ月が経って、急に「次回の更新はありません」といった話も、実は派遣薬剤師の中ではよくあることです。

また、派遣薬剤師は人件費も高いため、企業側はあくまで一時的な補填・臨時スタッフとして採用していることも少なくありません。
派遣で穴埋めしつつ、その一方で、直接雇用の採用を進めているといったことは、よくあることなのです。

だから、新しく直接雇用の正社員やパートが採用できれば、「派遣は更新しない」というパターンが発生してしまいます。
また、派遣の場合は、労働者派遣法で契約期間は最長3年と制限されています。

「ずっと同じ職場で働いて、地域に根付いて、薬剤師としてのキャリアを積みたい」というわけにいかないのが、派遣薬剤師の不安定な部分です。

一方、パートは直接雇用です。期間を限定せずに、無期雇用というのが普通です。
― 「業務が立て込む午前中だけ人手がほしい」
― 「人手が薄くなるこの時間だけ働いてほしい」
そんな雇用主からの提示と、短時間だけ働きたいと考えるパート薬剤師との間で条件がマッチすれば、雇用主としてはとても助かりますし、働く側としても希望条件に合う仕事に就くチャンスですよね。

普段の仕事ぶりが認められれば、「パートから正社員への登用」という道が開けるのも、直接雇用の魅力の一つです。「今は数時間しか働けないけど、子供の手がかからなくなったら、その時は正社員に戻りたい」というママ薬剤師などには、パートは適した働き方と言えます。

こうしたことから、安定性の側面では、パートの方に軍配が上がります。

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3:福利厚生 派遣薬剤師/★★★★ パート薬剤師/★★★

福利厚生はどうでしょうか。
同じ職場に派遣社員とパートの両方がいる場合、双方の福利厚生が違うということがあります。
派遣でもパートでも同じ職場で働くのに、福利厚生は違うの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
派遣だから、パートだからと、内容が異なるのではなく、実は雇用関係が影響します。

派遣とパートの大きな違いは、雇用先が異なること。
派遣は派遣元の社員なので、派遣元の会社の福利厚生が受けられます。
ですので、福利厚生の内容は、その派遣元の会社によりけり、ということになるのです。

派遣の場合、各派遣会社とも、福利厚生を手厚くしている傾向にあります。
独自で研修や勉強会などを開いたり、派遣会社が契約している保養所が利用できたりと、それぞれに特色があり、大手企業並の福利厚生が整っている環境が多いといえます

パートの場合は直接雇用なので、就業先の会社の福利厚生の規則に則ることになります。
ただ、同じ雇用主であっても、正社員とパートの場合だと、受けられる福利厚生が異なる場合もあるので、注意が必要です。

雇用主によっては、個人経営の薬局であったり、規模が小さかったり、というケースも多く、そうした場合あまり福利厚生が整っていないということも考えられます。

ワンポイント ― 福利厚生ってどんなもの?

福利厚生とは、 法定で決められた「法定福利」と、会社独自で制定した「法定外福利」の2種類があります。

「法定福利」は...
健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、介護保険、児童手当拠出金などがあります。企業は、これらの会社負担分の保険料を支払っています。

「法定外福利」は...
企業が独自に設けている福利厚生で、内容は企業によっても様々です。ユニークな取り組みもあれば、他社との差別化として工夫している企業もたくさんあります。

一般的なもので、住宅手当、家族手当、交通費、社員旅行、健康診断などが挙げられます。

「福利厚生の違い=加入している保険組合の違い」が充実度の違いになっています。福利厚生の充実度は就業先によるものの、派遣だからといって決して劣るわけではありません。あくまで、雇用元が定めている内容によって異なる、ということです。
比較的、大手の派遣会社では福利厚生を充実させているケースも多いため、「場合によっては派遣の方が充実した福利厚生を受けられる」ということもあります。

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4:人間関係 派遣薬剤師/★★★★★ パート薬剤師/★★

それでは、職場の人間関係はどうでしょうか。

どんな職場であれ、人間関係の悩みは尽きないものです。一緒に働く仲間との関係性は、できれば良いものであることに越したことはありません。

派遣の良い点に、「人間関係のイザコザに関係なく働ける」ということが挙げられます。
派遣の場合は、やはり雇用元が派遣会社となるため、職場で起こりがちな派閥や権力争い、いじめ、経営方針が絡む様々な問題とは一線を引いた人間関係の構築が比較的しやすいです。
万が一、トラブルに巻き込まれてしまった場合は、派遣会社が間に入って解決してくれることもあります。

仕事とプライベートをきっちり分けたい」という方には、派遣は比較的働きやすい雇用形態だと言えます。

一方、パートは直接雇用なので、正社員同様の人付き合いが必要な場合が多いのが現状です。
雇用期間の定めがない分、同じメンバーで働くことになります。気を遣いあったり、関係性を円滑にするために努めたり...そうしたストレスは、直雇用の方が圧倒的に多いようです。

「人間関係に悩まされずに済む」という意味では、派遣薬剤師の方がさっぱりとした関係性を保って、働くことができそうです。

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5:キャリアアップ 派遣薬剤師/★★★ パート薬剤師/★★★★

仕事をする上で要視する人も多いキャリアアップの面では、どうでしょうか。

派遣薬剤師の場合は、残念ながら一般的に派遣先でのキャリアアップは見込めません。

薬剤師の最初のキャリアアップの目標として管理薬剤師やかかりつけ薬剤師を目指す方が多いと思います。しかし、派遣薬剤師の場合、管理薬剤師やかかりつけ薬剤師になることを法律で認められていません。
つまり、同じ職場で薬剤師としてキャリアアップすることはできません。
働く期間が定められている分、責任のある仕事や長く継続して取り組む業務内容などを、派遣薬剤師が担うことは難しいでしょう。

また、いくら薬剤師としての働きぶりが評価されても、時給が勝手に上がるようなことはありません。時給アップには、まず実績が認められて、さらに派遣元を通して就業先に交渉する必要があります。

とはいえ、経験をしっかりと積んでいけば、派遣薬剤師としてのスキルを磨くことは十分に可能です。
様々な診療科目の処方箋を担当することや、いろいろな就業先で働いた経験などは、薬剤師としてのスキルになります。

パートで働く人は、扶養内での就業を希望していることが多い傾向にあります。限られた時間の中では、薬剤師として、キャリアアップに結び付けるのは難しいでしょう。
ただ、状況が変わってフルタイム勤務できるようになれば、「正社員へ転換してキャリアアップ」という選択肢が広がります。
そういう意味では、

正社員への転換の可能性があるパート薬剤師の方が、キャリアアップは望めそうですね。

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6:残業 派遣薬剤師/★★★★★ パート薬剤師/★★★

今度は、残業について比較してみましょう。

派遣では、契約書で定められている時間をきっちりと働くことになります。
残業時間については、契約の際にどう定められているかにもよるでしょう。
「残業はできない」ということであれば、最初から残業のない就業先を探す、という選択もあります。

また、職場によって、残業のボリュームや残業に対する意識は異なりますが、
派遣は1分でも残業が発生した場合は、きっちりと残業代がつきます

残業が日常的に発生し、予想以上に残業を強いられる時は、派遣の場合、契約に基づいて派遣会社を通して交渉することができます。派遣会社が間に入ってくれるので、自分で就業先と直接交渉しなくて済む分、トラブルも比較的少ないと言えそうですね。

その点、パートの場合はどうでしょうか。
残業に関する考え方は、直接雇用である分、正社員と同様の扱いとなります。繁忙期や仕事が終わらないとき、残業を頼まれることもあるでしょう。断りづらいと感じる時もあるかもしれません。

残業代に関しては、派遣であれパートであれ、雇用形態に関係なく支払われるのが原則です。

しかし、万が一サービス残業を強いられたり、負担に感じるほど残業が続いたりといったトラブルが発生した場合も、パートは自分で解決しなくてはなりません。

その分、派遣の方がスムーズに問題を解決できると言えるでしょう。

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7:将来性 派遣薬剤師/★★★ パート薬剤師/★★★

最後に、派遣とパートというそれぞれの視点から、薬剤師としての将来性を考えてみましょう。

現状はフルタイム勤務が難しいけれども、いずれフルタイムへ戻りたい」
という方にとっては将来性に大きな違いはありません。

その中で、
― 「限られた時間の中でできるだけ稼ぎたい」
― 「仕事は仕事!人間関係も割り切って働きたい」
― 「大企業並の福利厚生を受けたい」
という方は、派遣向き。

逆に、
― 「一時的にパートで働き、近い将来同じ職場で正社員登用されたい」
― 「年収はあえておさえて扶養内で働きたい」
― 「職場での人間関係を重視!人とのつながりを大事にしたい」
という方は、パート社員向きでしょう。

自分のライフスタイルと志向に合った雇用形態を選択して下さい。

派遣薬剤師とパート薬剤師どっちがいいの?比較結果まとめ

【永久保存版】 派遣VSパート 条件比較一覧

派遣 パート
給与 ★★★★★
雇用の安定性 ★★ ★★★★
福利厚生 ★★★★ ★★★
人間関係 ★★★★★ ★★
キャリアアップ ★★★ ★★★★
残業について ★★★★★ ★★★
将来性 ★★★ ★★★

薬剤師不足が深刻となり、派遣薬剤師の需要が増えてきた昨今、働き方の一つとして派遣を選択する薬剤師も増えてきています。

しかし、具体的に派遣とパートの条件や良い点悪い点が明確になっていないことで、
どちらの雇用形態を選択するべきなのか悩む方はたくさんいます。

今回、給与、雇用の安定性、福利厚生、人間関係、キャリアアップ、残業、将来性
7つの観点から比較した結果を参考に、「派遣」か、「パート」か、働き方選択するヒントにしてくださいね。

実際にはそれ以外に、自宅からの距離や処方科目、業種等、働く場所等の条件も加味して考える必要がありますので、具体的な転職の相談は、派遣薬剤師もパート薬剤師も、両方を扱う薬剤師専門の紹介会社のコンサルタントに相談するのがベストです。

何を重視して働くのか、将来はどうしたいのか、どんな薬剤師になりたいのか。経験豊富なコンサルタントに相談しながら、これからのライフプランやキャリアパスを見据えて、薬剤師として自分らしく働ける方法を見つけましょう。

転職HAKASEでは派遣会社のオススメサイトとパートにも強い転職サイトをランキングでご紹介しています。

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