
50代 男性薬剤師 プロフィールとこれまでの経歴
大阪府大阪市在住。
妻、子2人との4人暮らし。
これといった趣味はないが、アクティブな妻につきあって、休日はいろいろな所にでかける。妻は最近アウトドアスポーツに興味があるようで、ウェットスーツを着て渓谷を下る「キャニオニング」に挑戦したいと言い出し、少し困っている。
転職しようと思ったきっかけ
役職がついて残業代が出なくなったことで年収が下がってしまいました。
仕事自体にやりがいはあったのですが、子どもの学費などを考えると年収的に不安でした。それで思い切って転職することにしました。
条件<Before><After>
【Before】(転職前の条件)
・個人経営の調剤薬局(大阪府大阪市)
・役員
・年収720万円万円
↓
【After】(転職後の条件)
・中堅チェーンの調剤薬局(大阪府大阪市)
・管理薬剤師
・年収750万円+残業代万円
最優先事項は年収!役員のポジションを捨てた元薬局役員の選択
大学卒業後、大阪市内の病院へ薬剤師のレジデントとして入社。研修終了後そのままそちらの病院に正社員薬剤師で雇用され、5年程度働きました。
ハイレベルな医師や看護師に混ざって病棟を回ったり、院内調剤に従事する中で培った経験やスキルは、調剤薬局での経験しかないそこらの薬剤師よりも絶対に上だ、という自負がありましたし、自分の薬剤師としての仕事を誇りに思っていまいた。
6年目に病院の拡大と人事体制の変更に伴い同じく大阪市内の別の病院に移動、そこでは2年ほど働きました。
― 病院勤務の年収の低さに唖然。病院薬剤師へのこだわりは捨て、転職
病院にいる間は外のことは気にしていかなったのですが、除々にその後のキャリア何かを考えるようになってきた頃、ようやく外の薬剤師と自分を比較するようになりました。
病院で働く以上気にしないようにしてきた面もあったのですが、周りと比較してコンプレックスを抱えそうなほどの給与の低さにがっくりきたことを覚えています。
薬剤師としての経験や知識レベルが他と比べて高かったとしても、病院ではそれが給与に直結して返ってくることはないんです。
ですので、このまま病院で働き続けることで劇的に年収が上がっていくようにも考えられませんでした。
ちょうど結婚も考え出していた時期でもあったので、「もう病院にこだわっている必要はないんじゃないか」と思うようになり、調剤薬局に転職することにしたんです。
その時は知り合いのドクターの紹介で数店舗の調剤薬局を経営している個人薬局へ転職しました。
結果、年収も期待通りに大幅に増えましたし、病院業務とは異なる知識が必要なことや、商業的な考え方も求められることなど、改めて学ぶことが多く勉強になりましたね。
また、調剤薬局はあくまで一般企業なので、評価制度も明確に定義されており、上を目指しやすい環境でした。
病院でもチームをもっていたのですが、転職先の調剤薬局でもチームをまとめて引っ張る力や、薬剤の知識等を評価され、2年目にはエリアマネージャーを任されていました。
― キャリアを重ねてついには役員のポジションへ。しかしそこで新たな問題が・・
順調にキャリアを重ね、エリアマネージャーから、やがては役員を任されるまでになりました。
必死になって上を目指したというよりは流れに乗っているとそうなったという感じです。
職務範囲も裁量権も広がり、経営により近い立場でこれまでにないやりがいを感じるようになったものの、次の問題が持ち上がりました。
役員なので残業代がつかなくなったことで、以前よりも年収が低くなってしまったのです。
それだけ以前の残業のボリュームが大きかったということでもありますが...。
年収が下がってしまったことで、子どもたちの学費のこと、自分と妻の老後のことなどが心配になり始め...。
― 役員のポジションを捨て、年収を上げるために転職を決意
役員としてある程度は実績を残せたかな、と自分の中で納得できたタイミングで、思い切って転職することにしました。
そこでふと、先月友人が転職した際に話していた紹介会社のことを思い出しました。
すぐにネットで調べ、ピンときた紹介会社に登録することに。
担当についてくれたコンサルタントへはこのように条件を伝えました。
―年収750~800万円+残業代
―週休2日(日曜日休み希望)
―通勤は1時間半以内
―ラウンド勤務可能
―調剤薬局かドラッグストア(病院以外)
―残業ありの方が良い(残業代支給されるのであれば何時間でもOK)
そこでいくつか紹介してもらった薬局の一つが、現在勤務している職場というわけです。
中堅規模の調剤薬局の管理薬剤師のポジションで入社が決定しました。
しばらく現場を離れていたこともあり、久々の調剤業務で新鮮ですし、比較的処方箋枚数も多い職場なので残業もあります。
ベース年収は750万円ですが、これに残業代がつくことになっています。
今回の転職は、「年収を取るかポジションを取るか」という選択になってしましましたが、私の場合は希望条件が「年収」と明確だったので、役員のポジションを捨てることへの抵抗はほぼありませんでしたし、転職先も比較的あっさり決まりまったと思います。
転職の際は私のように、コンサルタントに本音をぶつけてみることをオススメします。きっと納得いく案件を紹介してくれるはずですから。
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