
30代 男性薬剤師 プロフィールとこれまでの経歴
両親・姉2人・祖母と共に、大阪市天王寺区に住んでいます。
新卒で大手製薬会社に入社し、以来6年半にわたり新薬の開発に携わりました。
学生時代からずっとサッカーをやってきたので、休日は友人とフットサルをするのが趣味です。
転職しようと思ったきっかけ
新薬の研究・開発の仕事にはやりがいを感じますが、今の職場は深夜までの残業は当たり前で、休日出社も少なくありません。もちろんそれに見合った年収をいただけているとは思っていますが、もう少し心に余裕をもって働ける場所を探したいと考えるようになりました。
条件<Before><After>
【Before】(転職前の条件)
・大手製薬会社
・新薬の研究開発職
・年収750万円万円
↓
【After】(転職後の条件)
・中堅の調剤薬局(大阪市天王寺区)
・勤務薬剤師
・年収630万円万円
心にも時間にも余裕のない生活からの脱却。残業や休日出勤がなくても高年収を維持!
薬学生時代はがん治療薬の研究を専攻していたこともあり、卒業後は製薬会社へ研究開発職として入社。社会人生活をスタートさせました。
会社の研究室には最新の機器が揃い、優秀な上司・先輩達にも恵まれ、充実した毎日を送っていました。なによりも、開発成果によって多くの人の命が助かるという使命感は大きなやりがいでした。
一方で、当たり前のように深夜まで残業する毎日が何年も続き、だんだんと体が悲鳴をあげるように......。月の残業時間が100時間を超えることもザラでしたので当然といえば当然ですね。
親も心配していたこともあり、2年前一人暮らし先から天王寺区の実家へと戻ってきました。
― 高年収の仕事に没頭するあまり人生を見失ってしまう...
実家に戻ったことで通勤時間は長くなり、激務であることに変わりはありませんでした。年収は750万と、かなりの高年収。とはいえ、残業代や休日出勤手当なども含まれていると考えると、割に合わないのかも?と疑問を持っていたのも事実です。
実は、学生時代からお付き合いしている彼女との結婚話も出ていたのですが、平日は深夜まで残業続きで、休日も昼過ぎまで寝続けている状況に、彼女は不安を感じているようでした。
「いつまでこの生活は続けるつもりなの?いつまでもは待てないと思う...。」と言われて、ようやく目が覚めました。
「このままでは高年収の仕事に没頭するあまり人生を見失ってしまう。」そう思い、初めて真剣に転職を考えたのが半年前のことです。
― コンサルタントと二人三脚で乗り切った、初めての転職活動
転職を決意してからの動きは、自分でも驚くほど早かったと思います。
まず、ちょうど転職をしたばかりの友人に会い、彼の転職活動をサポートしてくれたコンサルタントを紹介してもらいました。
早速コンサルタントと面談し、私が伝えた希望はこれらでした。
・ 残業が少ない職場
・ 週休2日制(土日祝休み)
・ 自宅のある大阪市天王寺区から車で30分圏内
・ 希望年収は600万円
結婚生活を始めるにあたって、ワークライフバランスを大切にできそうな職場を中心に紹介してもらうことにしました。
いくつか紹介された中から希望条件に近い調剤薬局を3社ほど受けました。
実際は1社ここぞと思うところを受けるべきかと思ったのですが、コンサルタントから、
「実際に面接に行ってみないとわからないこともありますし、初めての転職なので絶対に数社は見るべきです。」
と言われ、しぶしぶ面接を受けに行ってきました。
しかし、やはりコンサルタントが言った通り、求人を見るのと実際に面接を受けるのとでは印象が全然違いましたね。
店舗に足を運んでみることで、お店の雰囲気、働いている薬剤師や患者様との関係性等、求人情報にないものが見えてくるんです。それで、最も働くイメージがついたところが現在の職場でした。大阪市天王寺区内にある中規模の調剤薬局です。
基本的な希望条件を満たしているということはもちろん、私は調剤の実務経験がないので忙しすぎる環境を避け、さらに薬剤師が複数名常勤しているところを選びました。
年収も希望額を上回る630万円と、理想的な職場でした。
前職から比べると年収はかなり落としましたが、イチからキャリアを築くつもりで頑張ります。
― 潜在的に感じていた「エンドユーザーとの距離感」への不満
しかし、実をいうと、今回の転職で本当は調剤薬局以外の選択肢もあったんです。
年収の維持やキャリアステップを考えれば、同じ研究開発の仕事への転職の方が圧倒的に有利ですからね。
でも結果としてキャリアチェンジをすることになったのは、紹介会社のコンサルタントとの面談で、これまでの仕事で感じていたエンドユーザーとの距離感が、間接的に仕事への不満へつながっていたということに気づかされたからです。
その上で、研究室にこもりっきりになる開発職ではなく、現場に出て直接患者様の声が聞こえる調剤薬剤師の道へとキャリアチェンジを後押ししてくれたコンサルトには大変感謝しています。
初めての転職でここまで満足のいく結果を残せたのは、常に並走してくれていたコンサルタントのおかげ。理想の職場に転職でき、これで彼女との結婚話も進展しそうです!
▼大阪府の薬剤師年収はいくら?気になる方はこちらもチェック!
大阪府で働く薬剤師さんのリアルな業種別年収