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【薬剤師のブラック転職実例】「内定取り消し」で泣き寝入りする前に

【薬剤師のブラック転職実例】「内定取り消し」で泣き寝入りする前に

ブラックな職場も多く存在する薬剤師業界。転職を成功させるためには、正しい知識と注意するポイントをしっかり知っておく必要があります。知人の紹介や薬剤師紹介会社経由の転職など、普通に考えれば安心の転職経路であっても、「知識不足だったために痛い目を見た」という薬剤師さんが後を絶ちません。

今回は、求職者(薬剤師)から薬剤師専門の紹介会社のコンサルタントに実際に寄せられた相談を紹介しながら、薬剤師の転職における注意するポイントをご説明いたします。

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1:【薬剤師のブラック転職 実例1】泣き寝入りが頻発!あまり知られていない「電話内定」の力

関西地方の薬局で勤務していた女性薬剤師のAさん(40代)。ここ半年ほど、薬局内の人材配置の関係で勤務時間が伸びており、退社が23時を過ぎたり時には休日出勤を強制されられたりと、まさに「ブラック」と呼ぶにふさわしい職場になりつつありました。

チームのまとめ役でもあったAさんは、これでは薬剤師たちが倒れてしまう、このブラックな状況をなんとかしなければならないと、事務員を通じてなんとか労働環境を改善してくれないかと訴えかけました。現場に同情的だった事務員はそれを引き受けてくれました。

しかし、事務員から報告を受けた社長(元薬剤師)は激怒。正社員の薬剤師なのだから会社の命令に従うべきだと、願いが聞き届けられなかっただけでなく、むしろ人間関係が悪化するという事態になってしまったのです。ブラックな環境は、社員は会社のために身を粉にして働くべきだという、社長のブラックな考えが原因だったというわけです。

仕事は激務、社長から睨まれ居心地も悪い、という状況で、Aさんは心身ともに疲弊。皆のために勇気を出して進言したのに、どうして環境が改善されないんだと不満をぶつけられることも出てきました。板挟みのストレスからか、突然の目眩や腹痛が続くようになり、このままでは自分もつぶれてしまうと、Aさんはついに転職することにしたのです。

― 知人の紹介で小さな個人薬局へ転職することに
転職を決意したAさんは、薬剤師をしている友人から「転職するならオススメだよ」と聞いていた薬局に自分から連絡しました。受け入れてもらえるかドキドキしながら電話したのですが、反応は思いのほか好感触。ちょうどその薬局で近々薬剤師の退職が出る予定らしく、求人をかけようとしていたところだったのです。Aさんがこれまでのキャリアを伝えると、すぐにでも面接に来て欲しいと言います。

元薬剤師の社長がたちあげた小さな個人薬局でしたが、むしろ転職先としては合っているのではないかとさっそく面接を受けることにしました。今の職場は、売上規模が大きく従業員も多いのに、あのようなひどい労働環境だったのです。家族経営の小ぢんまりした体制ならそこまで忙しくないだろう、互いに助け合いながら気持ちよく働けるだろうと考えたのです。もう、ブラックな職場はこりごりでしたから。

数日後、履歴書を用意してさっそくその薬局に。対応してくれたのは元薬剤師の社長本人でした。電話で話した時にも感じた通り、気さくで明るく、話しやすい人。Aさんの薬剤師としてのキャリア、そして仕事に対する真面目な想いを高く評価してくれ、来てくれるなら給与や待遇も希望以上のものを約束する、とまで言ってくれたのです。

「そうは言っても、実際の職場はブラックなのではないか」と心配がよぎります。Aさんは勇気を出して、今の職場の状況を告白しました。社長は眉間にシワを寄せ、「それは大変でしたね。うちではそんなことはありませんから」と優しく慰めてくれただけでなく、面接後に実際の職場を見学させてくれました。社長が言うとおり、職員も患者さんもアットホームで、とても穏やかな雰囲気です。

「あの職場ならいい転職になる」と期待に胸を膨らませるAさんに電話があったのは翌日のこと。電話をくれたのは社長で、「面接の際にもお伝えしましたが、私たちはあなたに来ていただきたいと思っています。薬剤師としてぜひ入社してください。」とあらためて内定をもらったのです。
条件もいい、職場の雰囲気もいい......と、ブラックとは真逆の非常に魅力的な職場です。Aさんに断る理由はありません。「辛かった日々がこれで終わるんだ、転職することを決めて本当に良かった」と思いながら、内定をお受けする旨伝えました。社長は大変喜び、1ヶ月後から勤務開始、ということで話はまとまったのです。

Aさんはさっそく、その「ブラックな職場」に退職届を提出。その後、いつかAさんの改善要求に激怒で応えた社長から「今後は薬剤師を厚遇するから転職は考え直して欲しい」という話がありましたが、もちろん無視。残していく後輩薬剤師たちを可哀想だと思いつつも、ブラックな職場から出ていくことに迷いはありませんでした。

― まさかの内定取り消し?
さて、こうして退職の手続きを進めたAさんでしたが、最終出社日を間近に控えたある日、驚きの連絡を受けることになります。

それは次の職場の社長からで、「退職する予定だった薬剤師が辞めないことになったので、今回の話はなかったことにさせてもらいたい」という内容。

既に退職日まで決まっているAさんは当然、「それは困ります」と食い下がりました。しかし社長は「Aさんのお気持ちはわかりますが、人が辞めないのにAさんを雇うわけにはいかないんです。うちは小さな薬局ですから」と訴えるばかり。 困ったAさんは、「正式に内定を出してもらっているのだから、法律的にも問題があると思う」と指摘しました。実際Aさんは、社長本人からの電話で「入社してもらいたい」という旨の言葉をもらっているのです。

しかし、「内定」という言葉を使った途端、社長の態度が一変。
「内定って、電話で伝えただけじゃないか。まだ書面上の契約は行っていないんだから、法律問題になるはずがない!」とAさんを怒鳴りつけたのです。

Aさんはその勢いに押され、また、確かに書面での契約は交わしていないという負い目もあり、社長の言い分を飲むしかありませんでした。 とはいえ、今の職場には既に退職届を提出しているし、そもそも転職を決めた理由はここのブラックな環境が理由です。そのまま働き続けるわけにもいかず、結局Aさんはそのまま退職。新たな転職先を探すために薬剤師の紹介会社に登録することになりました。


さて、このAさんのケース、あなたはどう思われるでしょうか。ブラックな職場からやっと出ていけると思った矢先、まさかの内定取り消し......。せっかくの転職が電話一本で台無しになるという恐ろしい話です。

ここでポイントになるのは「電話での内定通知」が有効かどうかですが、


2:[Question1]電話口での「内定通知」は有効か?

 答え⇛ 有効。
そうなのです。電話での内定通知は、書面で契約を交わしたのと同等の有効性を持ちます。電話で内定の意思をはっきりと伝えた事実が確認できれば、仮に書面での契約がなくても、正式な内定として扱われるのです。

このルールを知らない雇用主、そして求職者(薬剤師)は非常に多くいらっしゃいます。大企業の採用担当となれば当然押さえている知識ですが、今回のような個人薬局など規模の小さな組織では、「書面を交わすまでは正式な契約ではない」と認識している可能性も大いにあるでしょう。

同じく転職する求職者側(薬剤師)に正しい知識がないケースもあり、こういった場合、Aさんのように「泣き寝入り」になるケースは非常に多いのです。 あるいは、求職者側(薬剤師側)はそのルールを知っていたのに、「業界内での評判が悪くなる」「薬局が家の近所で悪い噂が流される」などの心配から、相手の言い分を受け入れてしまう場合も。

また中には、言った、言わないの水掛け論になるばかりで、揉めたところで時間のムダ、何のメリットもないと、さっさと次の転職先を探し始める薬剤師もいるようです。 こちらの場合は、「薬剤師が慢性的に足りていない=売り手市場」の現状も影響しています。薬剤師を求めている薬局や病院は比較的簡単に見つかるので、一方的に内定を取り消すようなブラックな薬局は、こちらから願い下げだということです。

[結論]電話口であっても内定が出た場合は有効。取り消しに応じなくてもよい。 内定取り消しに承諾した場合は泣き寝入りになるので注意

「内定取り消し」で泣かないために、紹介会社の利用をお勧めします。

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3:[知っ得?転職マメ知識]「薬剤師転職の紹介手数料」について

薬局等の事業所が紹介会社経由で人材を採用をした際、紹介会社に支払う手数料。
「手数料の金額設定が謎」「あまりに高額」「サービスの仕組み自体がブラックっぽい」 「手数料は求職者の給料から差し引かれるらしい」等、あらゆる怪情報が溢れています。

あなたは正しく理解していますか? 紹介会社を利用する上で知っ得な紹介会社の手数料についてのマメ知識をお教えします。

まずはこちらの転職実例をご覧ください。


4:【薬剤師のブラック転職 実例2】紹介会社を訴えるブラック薬局!内定取り消しによる泥沼裁判」

薬剤師3名(正社員2名・パート1名)という体制の個人薬局。
長時間の残業が当たり前のブラックな環境で、ついに薬剤師の一人がダウン。体調を崩してしまい、これ以上の就業は厳しいという状況になってしまいました。

薬局は慌てて薬剤師募集をすることに。 繁忙期を控えていたので、即戦力になる薬剤師の確保がどうしても必要でした。 薬剤師紹介会社に求人を出す一方で、できれば紹介料は節約したいと、同時並行で社長の伝手を頼って探すことにしました。

採用コストを考えると知人紹介で採用できるのが最良ではあるものの、優秀な薬剤師がそう簡単に見つかるはずもありません。

やがて薬剤師専門の紹介会社を通じて何件かの転職希望者が見つかり、面接をすることに。その中の一人、Bさんは薬剤師としてそれなりの知識・経験を持つ人だったため、繁忙期を耐えるにはやや物足りなくはあるものの、日々の業務には問題なく当たれそうな薬剤師でした。

知人紹介もうまくいかず、繁忙期も差し迫っていたため選択の余地なく、社長はこのBさんに内定を出し、1ヶ月後の勤務開始に向けて書面のやりとりも済ませました。

しかし、その直後。

なんと社長の知り合いの経営者を通じ、ベテラン薬剤師・Cさんの紹介があったのです。 実際に会ってみると、Bさんと比べて薬剤師としてのキャリアも長くテキパキとこなしてくれそうな印象。かつ、知り合いの紹介だから紹介手数料もかからない。

ブラック指数の高い社長は、すぐさまCさんを採用したいと考え、先に紹介会社経由で採用を決めた薬剤師Bさんの内定を取り消し、知人紹介のベテラン薬剤師Cさんを採用してしまったのです。

5:[Question2]紹介会社経由で求職者内定を通達したが入社前であれば、雇用主側から内定取り消しを行っても、紹介手数料は発生しない?

⇛ 答え: 企業都合の内定取り消しの場合は入社前であっても紹介手数料が発生します(※紹介会社の規約によります)

【ポイント】紹介手数料の発生するタイミングについて
薬剤師紹介会社との契約では、「内定を出したタイミングで紹介手数料が発生する」という取り決めになっていることが多いです。今回のケースで言えば、「Bさんが入社前か後か」そして「自分たちでも対象者を探す旨を事前に伝えていたか」に関係なく、「内定を出した」時点で紹介手数料の支払い義務が発生しているということです。

より正確に言うと、通常、紹介手数料が発生するのは「労働力の確保が完了した段階」と定義されていますが、「企業側からの一方的な内定取り消し」があった場合、例外的にその段階で紹介手数料が発生する、という規約になっているのです。

個人薬局を少人数で経営しているような企業だと法務部がないことも多く、このあたりの理解が曖昧だったり、規約の読み落としがあったりするというわけです。

あるいはブラックな会社の場合、これを理解した上で無視する、ということもあり得ます。そういう意味でも、転職する場合はこうしたルールを正しく知っておくことが重要なのです。

ということで今回のケース、もちろん薬剤師専門の紹介会社からは後日、紹介手数料の請求がありました。しかしとにかくお金を払いたくないブラック薬局は支払いを拒否。ついには薬剤師専門の紹介会社を相手取った訴訟問題にまで発展することになってしまいました。しかし、薬剤師専門の紹介会社との契約で定められている内容なので、薬局側が勝訴することはないでしょう。

その他、紹介会社を利用する求職者からよくある質問をまとめました。

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6:[知っ得?マメ知識 Q&A]

Q:紹介手数料の相場っていくらなの?
― A:年収530万円の薬剤師の場合、132万円~186万円程度

紹介会社によって様々ですが、一般的には求職者の想定される年収の約25~35%くらいです。紹介会社経由で内定が決まった薬剤師さんの年収が530万円とした場合、紹介手数料は132万円~186万円が雇用側の企業から紹介会社に支払われる事になります。

Q:紹介手数料は求職者(薬剤師)の年収(給与)から差し引かれるの?
 ― A:紹介手数料は求職者の給与からではなく、雇用側の採用費から支払われます

紹介手数料は求職者の給与から差し引かれるものではありません。 求職者に支払う給与とは別で雇用側が採用コストとして用意しているものです。

Q:内定辞退やすぐに辞めた場合、ペナルティとして違約金を払うってホント?
 ― A:内定辞退や入社後間もない退職であっても、求職者側の金額負担はありません

よく、ある勘違いですが、紹介会社を使って転職した場合は一定程度の期間を働かないと違約金を支払うことになると思っている方は多いようです。 紹介会社から雇用側の薬局等へ手数料の返金があったり、別の人材を紹介したりする事はありますが、求職者にとっては特に責任を負う必要はないので安心してください。

7:薬剤師のブラック転職のまとめ

いかがでしたか?恐ろしいことに、今回取り上げた事例は、本当にある話なのです...。 このようなブラック薬局に入社しなくて済んだというのが「不幸中の幸い」ということですが、できれば転職時には、このようなトラブルに巻き込まれたくないですよね。

こういった情報を知らないと、転職を考えるあなたにとって明日は我が身かもしれません。ブラック薬局かどうかは、転職時の対応を見極める材料になります。

[転職で失敗しないために知っておきたいポイント]
●内定通知はたとえ電話で口頭であっても有効である!
●雇用主側の理由による内定取り消しは違法である!(小さい薬局ほど知らないことが多い)
●雇用主側の理由による内定取り消しをされた場合は素直に応じてはいけない!(実際は泣き寝入りの求職者が多い)

万が一こういった内定取り消しトラブルが起こった際も、紹介会社を経由した転職ならば、コンサルタントが解決してくれるから安心ですよ。 転職HAKASEでは、オススメの薬剤師専門の紹介会社をランキング形式に紹介しております。

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