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薬剤師転職は転職サイト選びが重要!10%の失敗例から学ぶチェックポイント

薬剤師転職は転職サイト選びが重要!10%の失敗例から学ぶチェックポイント

せっかく転職したのに、1年以内に退職される薬剤師は全体の約10%を超えると言われています。
その理由は
 「聞いていた条件と違っていた」
 「職場の方針が急に変わった」
 「職場の雰囲気に馴染めなかった」
 「ブラック企業だった」など
理由は様々。
しかし、なぜ早期退職する薬剤師が多いのか、実際に転職HAKASEのコンサルタントに寄せられた相談を交えて解説してゆきます。

転職する際のチェックポイントやコンサルタントを見極める為のチェックポイントなども必見です。

薬剤師の転職ならお任せ!
おすすめ転職サイト3選

■薬剤師の転職経験率は約7割

現職で勤務している薬剤師のうち、約7割が転職経験があるのをご存じでしたか。
薬剤師の平均的な勤続年数は約7年で、7年ごとの転職をする薬剤師が多いということがわかっています。
また、転職してもその約10%は1年以内に再度転職をします。

前者と後者では転職の理由は大きく異なりますが、まずは薬剤師が転職する理由から見てみましょう。

■薬剤師の転職理由TOP5

転職理由
第1位 家族の都合(転居や育児・介護)
第2位 職場の人間関係に不満
第3位 給与やその他待遇面の不満
第4位 キャリアアップのため
第5位 仕事内容についての不満

では、それぞれの理由について詳しく見ていきます。

第1位 家族の都合(転居や育児・介護)

最も多かった転職理由が「家族の都合」です。
薬剤師の約6割が女性ということもあり、20代~30代にかけては結婚や旦那様の転勤による転居、また出産・育児などのライフイベントが転職理由になることが多いです。

少し年齢が上がると、親の介護が必要になってくる方が増えてきます。
親元から離れて暮らしている場合は実家近くの店舗を探したり、パート勤務ができる勤務先を探したりと、自らの働き方を家族の事情に合わせて柔軟に変えていくのです。
環境の変化に柔軟に対応しつつも年収をキープできるのは国家資格ならではの薬剤師という仕事の特性です。

第2位 職場の人間関係に不満

家族の都合に次いで多かったは「人間関係」です。

よく聞くものとしては
・経営者が薬剤師ではないので現場のことがまったくわかっていない。意見を上げても通らないので仕事がしづらい
・家族経営であらゆるルールが整備されておらず、すべてがなあなあ。サービス残業や急な休日出勤養成も多発
・調剤事務の権力が異様なほど強く、小言が絶えない。薬剤師の仕事にも干渉してくる
・退職後再雇用の大先輩薬剤師の仕事が粗い。頑固なので間違いも認めないため腫れものに触るようで疲れる

などがあげられます。
心当たりがある方もいるかもしれないですね。

薬剤師という仕事がら、狭い調剤室の中で他人と多くの時間を共に過ごす必要があるので人間関係にトラブルが生じた場合逃げ場はありません。
そのため人間関係がこじれた場合、職場を変えて再出発を考える薬剤師が多いようです。

第3位 給与やその他待遇面の不満

薬剤師は総じて高年収と思われていたのは過去の話。同じ薬剤師であっても年収格差はあります。
特に、地方と都心部での年収格差と、業種間格差は顕著です。

年収については仕事内容よりも働く地域が作用することが多く、調剤メインの薬局業務であっても、東京都の調剤薬局の平均年収が521万円のところ、山口県、高知県、富山県、秋田県、青森県、島根県などの地方部では600万円を超えます。
また、同じ県内であっても都心部エリアと地方部エリアでの格差は存在するため、少し通勤時間を延ばすことで年収が上がるなら・・と転職に踏み切る薬剤師も少なくないのです。

業種間格差については、病院薬剤師の年収の低さがあげられます。
同県内での調剤薬局勤務薬剤師と病院勤務薬剤師の平均年収差は50万円です。
年収のみで比べた場合大きな格差には見えないかもしれませんが、業務見合いで考えると夜勤・当直も存在する病院薬剤師の負担は大きいため、病院から薬局への転職は多いのです。

年収以外の待遇面では、残業に関する扱い、研修制度や福利厚生の充実度、産休育休の取得に関するものがあげられます。
昨今では女性の働きやすさを重視した制度を整備し、アピールポイントにもする企業が増えてきているように、福利厚生や産休育休制度に関しては大きな差異はありません。
しかし、繁忙期のサービス残業や慢性的な人材不足による既存社員へのしわ寄せなどで深刻な問題を抱える企業も多く、企業間での偏重があることは否めません。

第4位 キャリアアップのため

転職理由の中では最もポジティブな「キャリアアップ」転職です。
薬剤師という職についてキャリアを形成しようと思ったとき、考えられる選択肢としては
 一つの企業で長く働くことで少しづつポジションと年収を上げていく
という方法と
 転職のタイミングでポジションと年収を上げていくさせていく
という方法があります。

大企業になると先輩薬剤師も多く常に上が詰まっている状態なので、前者の方法でキャリアを進めていくのは10年単位での時間が必要です。
特に調剤薬局では個人のプレゼンスを発揮しにくい構造になっており、実績主義で大抜擢されることも少ないため目に見えたキャリアアップを肌で感じるのは難しいでしょう。
しかし、後者の転職によるステップアップについては飛び級的にポジションと年収を上げることが可能です。
たびたびの転職はリスクもありますが手っ取り早くキャリアアップしたい薬剤師には確実な方法です。
ただ、実力や経験が伴わない場合、自分の首を絞めることになる可能性もあるので注意が必要です。

第5位 仕事内容についての不満

仕事内容についての不満についても多く聞かれる転職理由です。

具体的には
・調剤業務をメインでやりたいけれども実際は品出し、ポップづくり、接客、レジ打ち、棚卸など、小売りに関する業務ばかりで調剤は少ない。もっと薬剤師としてのスキルを活かして仕事をしたい(ドラッグストア薬剤師)
・単科のクリニック門前で処方内容がほとんど同じ。複数科目ある店舗で経験を積みたい(薬局薬剤師)
・フルタイム薬剤師が不足しているため、ラウンダーになってしまっている。もう少し店舗にじっくり腰を据えて働きたい(薬局薬剤師)
・在宅の経験を積みたいけど人でも足りないし、案件があまりとれないので経験値が上がらない。在宅も注力している店舗で勤務したい(薬局薬剤師)
・在宅業務をしたくない。やらなければいけないことはわかっているけれども個人宅だと正直厳しいことも多いので、できれば避けて通りたい(薬局薬剤師)
などです。

ほとんどの場合、やりたい仕事や理想とする働き方と現実のギャップが要因になっているようです。


OKな理由とNGな理由

転職理由を聞かれた際の返答として、OKなもの、NGなものはあるのでしょうか。
 - 当然のことながら、あります。
面接の席でネガティブな理由を赤裸々に語ったところで、好印象を持ってもらえるはずがありません。

下はNGな理由の一例です。
-経営者が現場の意見を聞かず、ワンマンなのでついていけません
-回りの同年代の薬剤師と比べて給与が安すぎます
-サービス残業ばかりで疲れました

このまま伝えた場合、現在の職場から逃げ出すための転職ととらえられてしまうでしょう。
ではどのように伝えるべきか。
それが下記の例です。

NGな理由 その1
「経営者が現場の意見を聞かず、ワンマンなのでついていけません」

これはよく聞く理由ですね。
特に家族経営の薬局や、経営者が薬剤師でない場合に多くみられる理由です。
経営者と距離が近い分、話はできても現場での問題をなかなか受け入れてもらえず、次第に経営層へ不信感を抱き転職に至るという流れです。
しkしこれをこのまま伝えてしまうと、他責志向のある人と思われてしまう可能性があります。
できれば解決に向けてとったアクションなどもふまえて説明できるとよいです。

(OKな理由)
「前職は小規模の個人薬局ということもあり、地域に根付いた薬局ではあった半面、現場の薬剤師から出た意見や新しいシステムに懐疑的な面もありました。
積極的に意見を出し合える、風通しの良い職場で働きたいと考え、転職することにしました」


NGな理由 その2
「同年代の薬剤師と比べて給与が低すぎる!転職で給与を上げたい」

大学の同級生と久しぶりに会った際に給与の話になり、みんなの給与の高さにショックを受ける、というのはよくある話です。
そもそも薬剤師という職業においては、初任給は一般職よりもはるかに高く設定されているものの、その後の昇給率は非常になだらかで年齢による給与差は大きくありません。
ところが業種や役職による違いは大きいため、転職による給与の引き上げを狙う薬剤師は多いのが実情です。

とはいえ、それをそのまま伝えてしまうと「ちゃんと努力したの?評価してもらえるような実績を上げていないからなんじゃない?」と思われてしまう可能性があります。
評価されて妥当と思われる実績を残しているのにも関わらず給与に反映されないという事実を伝える必要があるので、具体的な事例を上げて実力主義の企業へ行きたいというアピールにつなげるとよいでしょう。

(OKな理由)
「同期の薬剤師と比べて最も早くかかりつけ薬剤師の同意書を取ったり、社内の研究発表などにも積極的に参加し実績を残しているものの、給与は年功序列で規定されているため、給与に反映されないもどかしさを感じています。実績を残したものが評価される実力主義の職場で働きたいと考え、転職を決意しました」


NGな理由 その3
「サービス残業ばかりで疲れました」

おっしゃる通りです。そんなブラック企業からは早く身を引きたいのは当然です。
しかし、こちらもこのまま伝えるのは要注意です。
初めから「残業NG」と明言しているように捉えられかねないためです。
多くの会社で多少の残業はありますので、面接の席でここに触れるのはリスクがあります。

(OKな理由)
「繁忙期ともなるとかなり忙しい職場で、4~5時間程度の残業をすることも珍しくありませんでした。残業をすること自体は問題ないのですが、なあなあになってあきらめているところもあり、そのような雰囲気をいたたまれなく感じていました。 どうすれば残業を減らせるか、より効率的に業務を進めるにはどうすればよいか。作業効率を上げる努力をみんなでできるような環境に身を置きたいと考え転職を決意しました」


ちなみに、転職サイトを介しての転職を行う場合、NG理由であってもこのまま伝えても問題ありません。
むしろ、自分の意思を明確にアピールするために正直に伝えたほうがよいです。
そのうえで、応募する企業に合わせて、採用面接の際にはどのように伝えるべきかフォローしてくれるはずです。

■退職の際に注意したいこと

転職理由を聞かれた際の返答として、OKなもの、NGなものはあるのでしょうか。

それでは次に、退職する際にその理由をどのように伝えるべきか。についてです。
一般的に「退職届」などに記載する退職理由は「一身上の都合」でよいとされています。
しかし、「ああそうですか」とそのまま理由を聞かれないことはないでしょう。
おそらくは直属の上司との面談で具体的な理由についてヒアリングがあるはずです。この時にどのように伝えるべきでしょうか。

ポイントとしては、
・円満に退社できるよう誠実に対応する
・引き止めにあう可能性を考慮し準備しておく
ことです。

まず、薬剤師のコミュニティは狭いので喧嘩別れに終わるのは大変危険です。
地域の経営者同士で薬剤師会などを通してつながりができている場合もありますし、なによりこれまでお世話になった会社です。最後まで誠実な態度で臨みましょう。
転職理由については、「会社に対する不満」を上げるのは引き留めに合うリスクが高いです。

例えば、
・給与が上がらないので
 →給与を上げられるよう調整するから残ってほしい
・〇〇さんとの関係性に問題があるので
 →〇〇さんにはよく言って聞かせるから残ってほしい
 →店舗異動させるから残ってほしい
これらのようなケースです。

詳しくはこちらの記事も見てみてください。
▼薬剤師の転職知識―円満退職のためのHOW TO
https://tenshoku-hakase.com/category/howto/post_34.html

引き留めで残留するのが決して悪いわけではありません。
交渉次第では転職するよりもはるかに労力少なく求めた成果を上げることができます。

ただ、もしも心を決めている場合は強い気持ちで退職交渉に挑みましょう。
どうしても引き留めにあいたくない。引き留めにあった際にうまく断れるか心配という方は

「家族の都合で転居が決まった」 
「親の介護が必要になった」 
などの引き留め難い理由にするとよいです。
この場合、会社側としても強引な引き留めができなくなるためです。

■転職後1年以内に辞める薬剤師は約10%

実はせっかく転職しても1年とたたずに辞める薬剤師は全体の約10%程度おられます。

はっきり言いますが、その転職は失敗だったとしか言いようがありません。
失敗した転職は比較的早い段階でお互いに失敗に気づけます。
この場合は潔く去る方が時間の節約にもなりますので、割り切って次に進みましょう。

これから転職を検討する皆さんは、約10%の割合で転職を失敗する可能性があるということを心得、慎重にポイントを押さえて進めていくことをお勧めします。


それではなぜ10%の方が転職に失敗してしまうのでしょうか。
主な理由は大きく2つです。

1つが、特殊な職場環境が生む問題もうひとつが、転職活動自体の問題です。

ここから具体的に説明していきます。

◯特殊な職場環境が生む問題とは?

多くの薬剤師は勤務時間のほとんどを調剤薬局の調剤室の中で過ごします。
狭い空間の中で一日8時間、同僚の薬剤師や調剤事務のスタッフと過ごすことになるので、職場の人間関係は非常に重要ですね。
1人でも苦手な人がいるだけで、かなりの精神的ストレスになるのは想像に難くありません。
大きな企業であれば店舗移動を願い出ることも可能ですが、パパママ薬局ではそうもいかないでしょう。

そんなわけで、実際、薬剤師の早期退職の理由の中で多く上げられる理由の一つに、「人間関係の悩み」があります。
人との相性は実際に働いてみないことにはわからないので、よっぽど合わない場合は仕方ないですが、人間関係を理由に転職を繰り返してしていると、 採用担当者に「その人自身に問題があるのではないか」とマイナスで取られることもあるので注意が必要です。

また、調剤薬局という業態はその仕組み上、国の政策に経営状況が左右されます。
実際、ここ数年は調剤報酬改定により収益が悪化する企業が増え、大手の積極的なM&Aにより調剤薬局が淘汰され続けています。
そんな中で人件費削減のための「サービス残業」「給与未払い」、「無資格調剤」「組織的な処方箋付け替え問題」など、いわゆるブラックな慣習が横行していることも少なくありません。

このように、多くの薬剤師の働く調剤薬局・病院は閉鎖的であることが多く、また国の政策に大きく左右されるため経営のコントロールが難しいという、2つの側面を併せ持つことから職場環境が悪化しやすく、早期離脱の原因を生んでいるんです。

◯薬剤師の転職活動方法自体の問題とは?

もうひとつは薬剤師の「転職方法」にまつわる問題です。
薬剤師は「知人紹介」で転職をする方が多くいらっしゃいます。

実際に約9割の薬剤師が知人紹介を受けたことがあるという結果が出ており、>またその中の約6割の薬剤師が実際に知人に紹介してもらった職場で働いた経験を持っています。

知人紹介に関する記事はこちら
▼薬剤師転職で最も危険な「知人紹介」のメリット・デメリット
https://tenshoku-hakase.com/category/useful/referthejob.html

薬剤師会やハローワークを通じた転職に比べ、知人紹介で転職すれば、手っ取り早いですし、知人の紹介という後ろ盾があることで内定率も高いので、転職したい薬剤師にとっては楽です。
しかし一方で、知人紹介での転職には細かな契約内容を確認しないまま条件は口約束で入社し、働き始めてから条件が違うことに気づくものの経営層に説き伏せられてしまう
という、通常の転職では考えられない重大な問題が起こるケースも多発しているのが実情です。

●知人紹介のメリット

・知人の紹介企業であることの「安心感」、「信頼性」
・面倒な選考過程が省かれるという「手軽さ」「スピード感」

●知人紹介のデメリット

・初めに聞いていた話が、実際に働きだすと違っている
・知人紹介ということもあり人間関係に遠慮してしまう
・知人との関係性を気にして辞めにくい

知人の紹介ということでシビアな条件交渉もしづらく、結果的には前の職場よりブラック度の高い職場で働くことになってしまった、という薬剤師も珍しくないのです。

しかしながらすべての知人紹介転職が悪というわけではありません。
知人紹介による転職を失敗させないためには自らがしっかりとポイントを押さえて進めていく必要があります。そのポイントを押さえさえすれば、あなた自身にとっても採用企業にとってもよい雇用関係を築くことはできます。

■薬剤師が転職する際にチェックすべきポイント

転職を希望する薬剤師のほとんどが、心機一転新たな職場で頑張ろう!と考え転職をするはず。せっかくの転職の機会ですから、気持ちよくスタートしたいですよね。そのためにはどういったことに気を付けて転職活動をすればよいのでしょうか。

まず、非常に重要なポイントの1つ目です。
給与やお休み、福利厚生等の内容が明記された雇用条件書を書面で起こしてもらいましょう!

一般的な企業であれば当然ある書類ではあるものの、特に知人紹介での転職では口約束のままなあなあになることが多く、後々問題になるポイントです。

中でも細かくそれぞれの項目についてどのポイントをチェックしておくべきか解説をしていきます。

[給与についてのチェックポイント]

  • 残業代は月収に含まれますか?別途ですか?
  • 残業代の支給条件について「何時間以上の場合」などの記載がありますか?
  • 「●h分の残業代は年収に含む」という表現はありませんか?
  • 昇級の制度について記載はありますか?

[解説]
残業代が月収に含まれる場合はブラックの場合もあるので要注意です。
「固定残業代」「みなし残業代」として、時間に関わらず一定金額しか支払われないケースもあります。残業代の取り扱いについては確認するようにしましょう。
求人情報の読み方を理解すれば事前にわかることが多いので、「もしかして怪しい?」と思ったら担当のコンサルタントに直接疑問をぶつけてみましょう!

[就業時間についてのチェックポイント]

  • 変形労働時間制の有無について明記されていますか?
  • 平均残業時間は記載されていますか?ご自身の希望に沿っていますか?

[解説]
薬剤師は職業柄、繁忙期と閑散期が比較的はっきりしているため、1ヶ月や1年単位で勤務時間を計算する「変形労働制」を導入している企業も多くあります。
こちらの場合でも残業代を支払う義務がありますが、日や週によって労働時間が変わるため、曖昧にされてしまうケースがあるようです。
コンサルタントを介して社員の平均残業時間を事前に確認することで、ある程度の見極めはできるでしょう。

[休みについてのチェックポイント]

  • 「完全」週休2日制ですか?
  • 祝日を含んでいるか別なのかは明記されていますか?

[解説]
毎週必ず2日休みがある完全週休2日制に対し、週休2日制の定義は「月に1度でも2回休める週があること」。「週休2日制」では毎週2日休めるとは限らないので、注意してください。
また、「完全週休2日制」の場合でも、曜日の表記があるか、祝日の扱いはどうか、といった部分までチェックするようにしましょう。

[健康保険についてのチェックポイント]

  • 社会保険に加入?それとも薬剤師国民健康保険に加入?

[解説]
社会保険と薬剤師国民健康保険どちらに加入するのかでメリットとデメリットがあります。
もちろん勤務先の薬局の条件にもよりますが、給与金額や家族の状況に応じて保険料に差が出てくるため、よく確認する必要があります。

薬剤師専門の転職サイトを使って転職をしましょう
転職サイトを利用すれば、条件書の取り交わしは必須なので、上記のような「こんな条件だとは思っていなかった」「実はブラックな職場だった」というトラブルは起こりづらくなります。
また、自分で探しても見つからないような、魅力的な案件を紹介してもらえることもあるでしょう。
熟練のコンサルタントが転職先に交渉するので、薬剤師が一人で転職するより確実に年収も上がります。

とはいえ、中にはブラックな転職サイトも存在するので転職サイト選びは慎重に行う必要もあります。


■転職理由別で選ぶ転職サイト

次に転職サイトの選び方についてです。
転職サイトはそれぞれの強みを持っています。

 - 薬局への転職が得意な転職サイト
 - 病院への転職が得意な転職サイト
 - 年収アップの交渉が得意な転職サイト
 - その他条件交渉が得意な転職サイト
 - いろんな雇用形態に対応してくれる転職サイト

など様々です。

これら転職サイトごとの強みを把握した上で、自分に合った転職サイトを選んで利用するのが、転職失敗を避けるためのコツでもあります。
ちなみに、初めから一つの転職サイトに絞って利用するのはリスクが高いのでやめましょう。
まずは2~3社の転職サイトに登録し、それぞれの担当と話してみて自分に合うところを見定めましょう。


■転職サイト別強み比較

ではそれぞれの転職サイトでどんな強味・特徴があるでしょうか。それぞれの特徴を比べてみましょう。

(オールラウンド型)
・調剤薬局への転職と年収アップ交渉が得意な転職サイト
・薬剤師専門の派遣会社でもあり、正社員・パート・派遣すべての雇用形態での相談が可能
・ママ薬剤師の復職相談の実績も多数あるので安心して相談できます
・業界最大手、人気No.1の転職サイトなのでまずは登録しておきましょう。

(正社員特化型)
・病院や企業への転職が得意
・対面式の面談を重視しているので転職初心者でも安心して相談することができます
・じっくりとキャリア相談したい人におすすめ

(オールラウンド型)
・薬キャリ同様に正社員・パート・派遣すべての雇用形態に対応している転職サイトです。
・日本調剤系の薬局への転職はここにお任せ

ファーマキャリア
(条件特化型)
・案件数は少なめですが、希望条件に合わせて条件をオーダーメイドする、新しいアプローチの転職サイトです。
・サブサイトとして登録するにはもってこいの転職サイトです。

リクナビ薬剤師
(正社員特化型)
・マイナビ同様の正社員・パート専門の転職サイトです。
・調剤薬局への転職に強く、登録後のサポートにも定評があります。


[事例紹介]転職サイトを使って転職したけど...これってブラックなんじゃ?

転職サイトを利用して転職した薬剤師から、
「一人で転職をするのが不安だったから転職サイトを使ったのに、自分のペースで進められず不満がつのった。」
「自分で決めたはずだけど、いまいち納得感が感じられない。」等、
転職サイトやコンサルタントへの不満の声が上がることも多くあります。

ここで転職サイトを利用した転職で「後悔した」と感じている女性薬剤師の転職の実例を紹介します。

[実例]コンサルタント主導で転職させられてしまったケース


昨年、ある転職サイトを通じて転職したのですが、「この転職は失敗だったかもしれない」と後悔しています。

元いた職場は地元の薬局で、40代の管理薬剤師とパートの40代薬剤師、50代の薬局事務、そして薬剤師の私という体制でした。
元薬剤師のオーナーはいい人ではあるのですが、なんと言えばいいのか、惰性で薬局を経営している感じでした。いい職場を作っていこう、という意識がなく、いい薬剤師を育てたいとか、薬剤師の将来を見越したキャリアプランを作ろう!とか、そういう情熱とは無縁の人でした。

ブラックではないですがそんな環境だったので、薬剤師のスキルアップとか年収アップとか、薬剤師として成長していくというビジョンは持てませんでした。

大学が同じだった薬剤師と久しぶりに会ったりすると、びっくりするくらいの収入を得ていたり、最先端の調剤技術を学んでいたりして、同じ薬剤師なのになんでこうも違うんだろう」と落ち込みましたね
同世代の薬剤師とは、大勝ちしたいとは言わないけれど、せめて同じレベルでいたいじゃないですか。

そういう思いが徐々に積もり、なんとなく薬剤師の紹介サイトに登録してみたんです。
すぐにコンサルタントから連絡があって、こちらの要望や現職場への不満を伝えると、すぐにいくつかの大手調剤薬局勤務の薬剤師の求人を紹介されて。

今思うと、最初から急かされている感じでした。「急募案件なので迷っていたらすぐになくなりますよ」とか、「時期的には絶対に今月中です。来月だともう遅いですね」とか......
こちらは「なんとなく登録した」だけなのに、「今すぐ決めないと失敗する」という気持ちにさせられてしまって。

言われるままに履歴書を書き、予定を調整し、面接に出掛け......
あれよあれよと話は進んで、気がつけば大手の調剤併設ドラッグストアへの転職が決まっていました。転職サイトへの登録から1ヶ月ほどのことです。

新たな職場での勤務が始まり、少し冷静になって思ったのは、「私はどうしてここに転職してきたんだろう」ということ。

前の職場は自宅から20分で、年収は490万円。将来性という意味では不安だったものの、地元の人しか来ないのんびりした薬局

対して新しい職場は、大手で福利厚生は充実しており、最新設備も整った環境ではあるものの、通勤時間は倍以上になり、
販売・在庫チェック・店内清掃、重い荷物の運搬といった、以前はやらなくてよかった薬剤師以外の仕事も担当しなければなりません。面対応の薬局だったので患者さんも流動的で、レセプトから調剤、服薬指導は流れ作業
年収は前の職場とほとんど変わらない500万円

よくよく考えると、まさにいいとこなしです。

もちろん、決めたのは私です。そういう意味では、すべて自分の責任です。
でも、正直に言って「あまりに転職サイトのコンサルタント主導で、強引な転職だったのではないか」という思いが拭えません。
希望の条件を聞かれ、それに答えるとすぐに案件が紹介され、「ここは希望に合っていますよ、早く応募しないとなくなりますよ」と不安を煽る。考える間も与えずに面接をセッティングし、 それで内定を得たら、「おめでとうございます」で終了。

サイトには「じっくり相談に乗ります」というようなことが書かれてあったのに、実際にはまるでベルトコンベアに乗せられているような、流れ作業で転職「させられた」感じです。
今更どうにもできませんが、次回転職する際に転職サイトを使うべきか、正直わかりません...
(30代 女性薬剤師)

これは、転職サイトのコンサルタントに舵を取られてしまい、そのままゴールまで連れて行かれてしまう、という典型的な失敗例。
このようなコンサルタント主導の転職をさせられないためには、どうすればいいのでしょうか。

〇転職を失敗しないための極意「薬剤師が自分主導の転職活動をする」

相談目的で薬剤師の転職サイトに登録した場合、コンサルタントにもその旨をはっきり伝えてください。
「今すぐの転職は考えていない」「よいところがあったら考える」というスタンスを、できるだけ早く表明しましょう。

また、ブラックな職場に転職する気がないこと、そういう案件は紹介しないで欲しいことも、強く明言しておいた方がよいでしょう。

転職サイトを利用する際に大切なのは、「あくまで転職活動の主導権は自分が握る」ということです。

薬剤師専門の転職サイトのコンサルタントは、あなたが知らない良い薬剤師の求人をたくさん知っています。そのデータベースを活用し、薬剤師のあなた自身が判断していくこと、これが重要です。

自分のスタンスを固めないまま紹介を受けると、好条件の求人に舞い上がってしまい、正しい判断ができない場合があります。自分の中の優先順位をきちんとつけて、自分の意志で判断しましょう。

■薬剤師にとっての良いコンサルタントとは?

同じ薬剤師専門の転職サイトであっても、コンサルタントの「質」によって、転職の成功率は変わってきます。では、どうやって「よいコンサルタント」を見つければいいのでしょう。 まずはあなたの担当コンサルタントを思い浮かべ、以下の項目をチェックしてみてください。

[コンサルタントを見極めるチェックポイント]

  • メールの返信・折り返しの電話が遅い
  • 指定した時間に電話をしてこない
  • 紹介してきた求人の内容の詳細を把握していない
  • 希望条件から外れている求人を補足説明なしに紹介してくる
  • 会話が成り立たない
  • 情報が不正確だったり、あいまいな表現が多い
  • 紹介してきた求人に応募しないことを伝えると、「他に求人はないです」など対応が冷たくなる

当てはまるものが2つ以上あった場合、残念ながらそのコンサルタントは「よくないコンサルタント」="ブラック"なコンサルタントである可能性が高いです。 できるだけ早く、別のコンサルタントに担当変更してもらうことをお勧めします。

■コンサルタント変更をお願いする際の方法

コンサルタントを変更してほしい際、直接は伝えづらいものです。
そんな時は薬剤師専門の転職サイトの総合問い合わせ窓口などにメールすると良いでしょう。

以下の例文を参考に、担当変更を希望するとはっきり伝えましょう。

[コピペ可!コンサルタント変更依頼の例文]

お世話になっております。
○○転職サービスを利用している薬剤師の▲▲と申します。

××(担当者名)様に転職の支援をいただいているのですが、
私の希望条件をなかなかご理解いただけていないようで、コミュニケーションの相性が悪く、お互いの伝えたい内容がうまく伝わっていない印象を受けるため担当者の変更をお願いしたくメールいたしました。

××様には非常に頑張っていただいておりますが、私にとっても人生を左右する転職です。
勝手を申して恐縮ですが、ご検討よろしくお願いいたします。

「担当変更を申し出た場合、紹介の優先順位を下げられたり、クレーマー扱いをされるのでは?」
そう心配される方もいらっしゃるかと思いますが、薬剤師の転職において担当変更はよくあることなので、まったく気にする必要はありません。
薬剤師としての職業人生を左右する大切な転職です。心配事や不満があればどんどん活用しましょう。

薬剤師の転職ならお任せ!
おすすめ転職サイト3選


■こんな時どうする?薬剤師専門転職サイトの賢い使い方

薬剤師専門の転職サイト経由で内定をもらった後、知人の紹介でいい話が...。この内定、断ってもいい?

薬剤師専門の転職サイトから紹介された案件で内定をもらったものの、その入社前に別ルートでもっといい話が来た......こんなケースもあり得ます。確かに転職サイトには言いづらいですが、こうした場合でも、コンサルタントに正直に相談してください。

求職者都合の内定辞退は問題にはなりません。むしろ、言いにくいからと言って逃げてしまう方がよっぽどNG。誠実に対応すれば、うまいお断りの理由をコンサルタントが考えてくれるかもしれません。

入社後どうしても雰囲気が合わず、辞めたい。数ヶ月で辞めたら違約金とか請求されそうで怖い...

こんな心配も無用です。
よくある勘違いとして、「3ヶ月以上は働かないと違約金が発生する」というものがありますが、そのようなルールはありません。
転職サイトというのは、上記の内定辞退の件しかり、基本的には求職者側に費用が発生するサービス形態ではないので、その点は安心して大丈夫です。

ただ、短期間で退職を考えた場合、会社に言う前にまずコンサルタントに相談してみることをお勧めします。
辞めたいと思った理由が条件面での食い違いの場合、コンサルタントがあなたと会社の間に入って再調整することも可能だからです。

入社後に転職サイトを頼るのは気が引ける......と思われるかもしれませんが、少なくとも1年程度はまったく問題ありませんので、どんどん活用しましょう。



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おまけ:職務経歴書への書き方

次は職務経歴書での転職理由の書き方です。

実は、職務経歴書には転職(退職)理由について明確に記載する必要はありません。
職務経歴書はあくまでこれまでの経験についてアピールするための書類なので、退職の経緯について明示しなくても問題ないのです。
ただし、あまりに短い期間での転職や、転職回数自体が多い場合は補足として理由を記述してもよいでしょう。

詳しくはこちらの記事も見てみてください。

■薬剤師が転職で失敗しない為のポイントまとめ

  • 条件書は必ず書面で起こしてもらいましょう
  • 知人紹介は落とし穴がいっぱい!できれば転職サイトを使うのがおススメ
  • 転職サイトごとの特徴をおさえて自分に合った転職サイトを選びましょう
  • 転職サイトは1社に絞って使うのは危険!2~3社登録して比較しましょう
  • あなたの転職はあなたが舵取りを。転職サイトのコンサルタントに主導権を握らせない
  • 良い転職は良くコンサルタントに巡り合えるかがポイント!自分の担当が「良いコンサルタント」か「ブラックコンサルタント」か判断しましょう
  • 相性の悪いブラックコンサルタントに当たったら、思い切って担当変更の希望を申し出ましょう
  • 入社後1年程度はコンサルタントを頼っても大丈夫

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