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【第1回 リアルトーク】20代病院薬剤師が感じたギャップと目指す薬剤師像

【第1回 リアルトーク】20代病院薬剤師が感じたギャップと目指す薬剤師像

薬剤師と一口に言っても、業種によって働き方もキャリアもまるで変わってきます。
社会に出たばかりの新卒薬剤師のなかには「思っていた働き方と全然違う...」とギャップに戸惑っている方もいるのではないでしょうか。

今回は社会人歴4年目の若手病院薬剤師に、薬剤師としてのキャリアからプライベートまで、幅広く回答してもらいました。


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[プロフィール]
坂本智一さん(仮名) 
28歳 病院薬剤師。東京都の大学病院に3年間勤務したのち、地元静岡県の公立病院に転職。
がん領域の専門性を高めている。
趣味は野球観戦。

それでは、坂本さんはなぜ病院薬剤師として働くことを選択したのか、うかがっていきましょう!

■病院薬剤師のキャリアについて

病院薬剤師は専門性を高めたい人には最適

――薬剤師をめざしたきっかけはなんでしたか?
もともと喘息をもっていて、幼い頃からよく薬のお世話になっていました。
「つらい症状を治してくれる薬って一体どんなものなんだろう?」と子どもながらに興味をもって、気づいた時には薬剤師を目指していましたね。
両親は医療業界とは無縁でしたが、安定した職種というイメージがあったのか、喜んで後押ししてくれたことも大きかったです。

――病院薬剤師という業種を選んだ理由を教えてください
実は、もともと病院薬剤師を目指していたというわけではありません。
就職活動をするときに、第一条件として考えていたのは「薬剤師としての基礎を徹底的に学べるところ」。多少ハードでも、若いうちにどんな職場にいっても薬剤師として通用するスキルを身につけかったのです。

そして、最終的に教育・研修制度に魅了を感じた職場が大学病院でした。
その後、がんの薬物療法に興味をもち、より専門的に勉強したくなったので、地元静岡県の公立病院に転職しました。

――病院薬剤師になって感じたギャップを教えてください
スキルアップできる環境という意味では期待以上、良い意味で裏切られました。
大学病院では毎週1~2回、院内勉強会が開催されていましたし、医師や看護師など多職種横断的な勉強会もありました。
いまの病院でも、がんの薬物療法に関して、豊富な知見をもつ先輩薬剤師がいて刺激になっています。

ネガティブなギャップとしては、病院薬剤師の年収の低さですね。
たしかに「安定した職業」ではあると思いますが、年収は業務量に対して見合っていないと思います。
金欠を理由にたびたび飲み会を断っていたら、大学時代の先輩薬剤師がよく奢ってくれました(笑)

■医師・看護師の信頼を得るのは「早さと正確さ」

――大学時代にやっておいてよかったことは何ですか?
ずばり薬理学と薬物動態学。この二つは是非しっかり学んでほしいですね。

まず、薬理学ですが、医師も自分の専門領域については非常に詳しいです。薬剤の作用をしっかり把握していないと、まず医師との会話についていけません
一方で、私の経験上、薬物動態学に精通している医師は多くない印象があります。投与された薬剤が体内でどのようプロセスをたどるのかきちんと説明できると、医師から一目置いてもらえます。

――病院薬剤師が医師や看護師とうまくコミュニケーションをために何が必要ですか?
医師も看護師も忙しいので、とにかく「早く・正確に」質問に答えることが重要です。
とはいえ、当たり前ですがすべての質問に即答できるわけではありません。
わからない場合は、折り返し連絡する旨を伝えたうえで、文献を調べたり先輩薬剤師に助けを求めたりします。

また、たいていの病院には医薬品情報室があるので、医薬品情報室の協力を仰ぐのも有効な手です。
日頃から連絡をとって、医薬品情報室のスタッフと仲良くなっておくと非常に心強いです。

■病院薬剤師で年収1000万円は難しい

――病院薬剤師の残業について教えてください
病院の医療機能にもよりますが、私が勤め先は高度急性期病院なので残業も当直もあります
しかし、全員がいわゆる通常の残業をしているわけではなく、知識の補てんなど「自己研さんに近い残業」をしている病院薬剤師も少なくありません。
そういった類の残業に無理して付き合う必要はないので、自分で勤務時間を管理すれば、ワークライフバランスをとるのは決して不可能ではないと思います。


――正直、病院薬剤師をやめたいと思ったことはありますか?
やめたいと思ったことは何度もあります。むしろ当直のたびに思っています(笑)
いまの職場は600床規模の総合病院なので、薬剤師といえども寝当直というわけにはいきません。深夜に何度も呼び出しの電話が鳴るのは、やはりストレスが溜まります。

私は寝て目が覚めればすっきり忘れてしまう性質なので、いまのところ「やめたい」という気持ちを引きずることなく働けていますね。
とはいえ、私は自分が病院薬剤師に向いていると思っているわけでもありません。
病院薬剤師は体力的にハードな場面もありますし、知識欲とプライドでなんとか頑張っているといったところでしょうか。

――薬剤師として、今後のキャリアをどう考えていますか?
漠然とですが、キャリアの到達点として年収1000万を目指しています。
しかし、病院薬剤師で年収1000万円を達成できるのはごく一部。いまの職場だと薬剤部長になっても年収800万円程度と言われています。

病院薬剤師によっては講演料などの副収入をもっている人もいるので、そうした副業も合わせて1000万円を目指すのも一つの手だと思っています。
その一歩目として、病院の資格取得支援制度を利用して社会人薬学博士をとるつもりです。

■病院薬剤師のプライベートについて

――病院薬剤師は職場でモテますか?
私が勤務した二つの病院に限って言えば、男性薬剤師は女性看護師からモテていました
女性看護師いわく、「医師は仕事している距離が近すぎて、粗が目立つ」だそうです(笑)。実際、私が交際している彼女も大学病院で共に仕事をしていた看護師です。

逆に、女性薬剤師は男性医師からモテていました。男性医師の目が女性看護師に向かないのも同様の理由なのかもしれません。

――病院薬剤師の職場で流行っているものはなんですか?
強いて言えば、スマホアプリのゲームをやっている人は多いかもしれません。薬剤師は凝り性の人が多いのか、一度ハマるとずっと同じゲームを続けているイメージがあります。かくいう私は自宅では、ずっとシューティングゲームをしています(笑)

――プライベートでの目標はありますか?
2~3年の間に結婚を考えていて、いまはその資金を貯めている段階です。
地元の静岡県に戻ってきて、両親も近くに住んでいますし、将来的にはマイホームの購入などもしていきたいですね。

――プライベートにおいて、病院薬剤師でいることが役に立つ場面はありましたか?
「病院薬剤師」と限定すると難しいですね。
薬剤師としては、両親や知り合いの具合が悪そうだったり、医薬品のことで悩んでいたりする時にアドバイスができるのは役に立っていると思います。

■病院薬剤師の転職について

――大学病院から転職した理由を教えてください
一番の理由は、冒頭当たりで述べたようにがんの薬物療法について、深く勉強したかったからです。
それ以外には、「結婚を考えて自分の年収を上げたい」「地元の静岡県に拠点を移したい」という理由もありました。

――どのように転職活動を進めていきましたか?
きっかけは知人からの紹介でした。地元のよく知る病院だったこともあり、見学にいったところ、自分が求めるがんの勉強もできることが分かりました。
その後はとんとん拍子で話が決まり、結局2月半ばから転職活動を始めて4月には働き始めていました。

――病院薬剤師としてはどんな転職の仕方がおすすめですか?
どこの紹介会社も病院の薬剤師求人は数が限られている印象です。
特に高度急性期や急性期病院の求人は希少なため、ダメ元で紹介会社に登録だけはしておいて、ヘッドハントや知り合いからの紹介を本命にするのが良いと思います。そのためにも、学会や地域連携会議など、院外の医療職との接点を増やす努力が必要です。

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■病院薬剤師として叶えたい目標を定めよう

いかがでしたでしょうか。
実際に病院薬剤師として働いている人が、どんなキャリアビジョン・ライフプランをもって働いているかリアルに感じ取れたのではないでしょうか。
坂本さんは、がんの薬物療法に精通するという薬剤師としての目標と、結婚して年収1000万円の生活を送るというプライベートの目標。2つのゴールを目指して着実にステップアップしている姿が印象的でした。

とはいえ、坂本さんほど明確にキャリアビジョンが見えている薬剤師は決して多くないと思います。そんな方は薬剤師専門の紹介会社にキャリア相談をしてみるのも一つの手です。意外と知らない薬剤師も多いのですが、紹介会社は転職を前提としない相談も受け付けています。
下記にあがる紹介会社はいずれも、多くの薬剤師のキャリアアップをサポートしてきた実績をもっています。薬剤師としてのキャリアを見つめ直す機会として活用してみてはいかがでしょうか。


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