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【第2回 リアルトーク】20代薬局薬剤師がみた、在宅医療の現場とこれからの薬剤師

【第2回 リアルトーク】20代薬局薬剤師がみた、在宅医療の現場とこれからの薬剤師

業種によって必要とされるスキルや働き方が異なる薬剤師業界。
若いうちに業界を正しく理解することは、その後のキャリア形成において非常に重要です。

今回は、20代の薬局薬剤師に、薬剤師としてのキャリアから職場の流行まで、幅広く回答してもらいました。
全薬剤師の半数以上が勤めている薬局業界。そのなかで、薬剤師は何を考え、何を目指しているのでしょうか。

薬学生や社会に出たばかりの新卒薬剤師が、薬剤師としてのキャリアを考える一助になれば幸いです。


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[プロフィール]
小池将司さん(仮名)
28歳 薬局薬剤師。
東京都の大学病院に2年間勤務後、在宅医療に注力している神奈川県の薬局に転職。
趣味は寺社仏閣めぐり。

■薬局薬剤師のキャリアについて

薬剤師として「在宅医療」で地域医療に貢献したい

――薬剤師をめざしたきっかけはなんでしたか?
もともと「人の役に立つ仕事がしたい」という思いがあり、医療業界に興味がありました。
高校時代に進路を決めるとき、医師は経済的にも学力的にも厳しいと思い、薬剤師を選びました。
また、収入や雇用が安定した職種につきたいという理由もありました。

――薬局薬剤師という業種を選んだ理由を教えてください
私の出身地である宮崎県は、人口当たりの薬剤師数が全国平均を大きく割っている「薬剤師不足」の地域。


※出典:厚生労働省 「平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査」
都道府県(従業地)別にみた人口10 万対薬剤師数 より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/16/dl/kekka_3.pdf

交通の便が良くないエリアも多く、在宅医療のニーズは年々高まっています。
もともと「地域医療に貢献できる薬剤師になりたい」という思いがあり、在宅医療に精通した薬局薬剤師になれば、その理想に近づけると考えました。
ですので、薬局ならどこでも良いというわけではなく、ゆくゆくは地元に帰って地域貢献できることを前提に、在宅医療に注力できる職場を選びました。

――薬局薬剤師になって感じたギャップを教えてください
薬局に転職する前は、大学病院に2年間勤めていました。
病院では、病棟業務をはじめ、薬剤師が患者さん一人ひとりとかかわる時間は多いと思っていましたが、現実は想像以上に短かったです。
自分の思い描いていた「薬剤師像」との隔たりを感じました。

いまの職場に転職して、患者さんのお宅を訪問するようになってからは、患者さんとの距離がぐっと近くなり、一人ひとりじっくり向き合うことができるようになりました。

あと、転職した当時驚いたのは薬局の在庫の多さと在庫管理の大変さですね。
大学病院は地域医療の中核拠点ですので、医薬品についても在庫を抱えることは仕方ないと思っていました。
しかし、小さな薬局でも医師の処方や患者ニーズに対応するためには、医薬品ごとに先発医薬品のほかジェネリック医薬品も複数そろえる必要があります。想像以上の在庫数とその管理の大変さを知って驚きましたね。

――正直、薬局薬剤師をやめたいと思ったことはありますか?
あります。医薬品の取り違えや誤投与など、ミスをしたときは本当に落ち込みますね。
「自分は薬剤師に向いてないんじゃないか...」と、ふさぎ込むことはいまでもあります。
しかし、私の知り合いで「薬剤師こそ天職」と言っている人は1人しかいません(笑)
皆、なにかしらの悩みや葛藤を抱えながら働いているようです。


■薬局と病院が密な連携を取れる仕組みづくりが夢

――大学時代にやっておいてよかったことは何ですか?
私は学生時代、どちらかというと内気でコミュニケーションが得意な方ではありませんでした。ですが、結婚式場の料理出しなどバイトでの接客経験によって、苦手意識がなくなっていきました。
薬局薬剤師もサービス業であり、コミュニケーションは非常に大切。
特に近年は、「対物業務から対人業務」が業界全体で求められていますし、人付き合いが苦手のまま放置しておくのは薬局薬剤師としてのキャリアを考えるとおすすめできません。

――薬局薬剤師が在宅医療の場で他職種とコミュニケーションをとるために何が必要ですか?
在宅医療の現場では、医師・看護師・介護福祉士・ケアマネジャーと連携しながら仕事をしていきます。
そんななかで薬剤師に求められる役割は、薬学的な知見が必要な時に「早く・正確に」答えること。
在宅医療では調剤業務と違って、病院薬剤師に近いスキルが求められると言えるかもしれません。

――患者さんから信頼されるために気をつけることはありますか?
少しずれた回答になりますが、必ずしも薬剤師が一番信頼される必要がない、と考えることが大切だと思います。
というのも、在宅医療では多くの場合、ケアマネジャーが患者さんと信頼関係を構築しています。薬剤師が患者さんと関係性をつくれていなくても、在宅医療のチームとして情報を共有できていれば良いと思います。

もちろん、大前提として患者さんへの真摯な対応は不可欠。実際、きちんと服薬指導していれば、
「お医者さんには言えなかったけど、実は痛み止めを多く飲んでしまって...」
といったように、信頼して相談してくださる患者さんも多くいます。それは大きなモチベーションになりますね。
  
――薬剤師として、今後のキャリアをどう考えていますか?
現在は神奈川県の薬局に勤めていますが、将来的に地元宮崎県で働きたいと思っています。
私の薬剤師としてのやりがいは「地域医療に貢献する」ですので、その目標を実現できるようステップアップしていきたいですね。

薬局だけでなく病院に勤めていた経験もあるので、病院と薬局がより密に連携できるような仕組みをつくるのが最終目標です。まだまだ漠然とした目標ですし、いろんなスキルが不足していますが。


■薬局薬剤師のプライベートについて

――ずばり薬局薬剤師はモテますか?
私のこれまでの経験で言えば、職場の女性薬剤師は既婚者が多かったため、職場内でモテを感じたことはありません。
また、訪問患者はもちろん、外来も高齢者の方が中心ですし、総じて職場や業務に関連する出会いはほとんどない ですね。
現在私がお付き合いしている人は、大学時代の同級生です。私の周りでは、学生時代に薬剤師(薬学生)同士で相手を見つけている人が多かった印象です。

――落ち込んだときのリフレッシュ方法を教えてください
落ち込むのはたいてい業務でミスをした時なので、同期や先輩薬剤師を食事に誘って聞いてもらうことが多いです。
特に先輩薬剤師は似たようなミスを経験しているため、共感してもらえますし、アドバイスも具体的。自分のなかで改善・解決のめどが立ちやすく、助けられています。

あとは、休日に寺社仏閣めぐりをしたり、カフェでのんびり読書したりします。
大学時代は京都に住んでいたこともあり、お寺の澄んだ空気を吸うだけで心が落ち着きます。


■薬局薬剤師の転職について

――改めて大学病院から薬局へ転職した理由を教えてください
新卒で大学病院に就職したのは、薬剤師としてどこでも通用するようなスキルを身につけたかったからです。教育・研修制度が充実していたのが、たまたま大学病院でした。
2年勤めるなかで、一通りの知識は身についた自覚があったので、以前から興味があった在宅医療ができる薬局への転職を決意しました。

――どのように転職活動を進めていきましたか?
私は紹介会社を利用しました。条件は、「鎌倉周辺で在宅医療に注力している薬局」。
鎌倉にこだわったのは、「せっかくなら関東にいる間に、京都と似た雰囲気の鎌倉で暮らしてみたい」という安直な理由です(笑)。
鎌倉について何も知識をもっていなかったので、自分の力で探すことは始めから考えていませんでした。

――薬局薬剤師としてはどんな転職の仕方がおすすめですか?
自分は満足する転職が叶ったため、紹介会社の理由をおすすめします。
コンビニより多いと言われる薬局を自分の力で調べ上げるのは限界があります。特に就業しながらの転職活動は時間も限られますし、紹介会社を利用する方が効率的ではないでしょうか。


■薬局薬剤師として職場に求める条件を明確にしよう

いかがでしたでしょうか。
在宅医療のスキルアップを目的に薬局薬剤師へと転職した小池さん。
小池さんが期待していた通りの職場に移れた理由の一つに、紹介会社にしっかりと希望条件を伝えていたことがあります。

紹介会社は薬剤師からの希望条件をもとに求人を探しますので、条件が明確な方がスムーズに求人を紹介してもらえます。小池さんの場合は「鎌倉」と比較的広めのエリアで、「在宅医療に注力」という明確な指標がありました。

薬剤師によって転職の第一条件が「年収」の人もいるでしょうし、「勤務時間」の人もいると思います。いずれにせよ、自分のなかでゆずれないポイントと許容できるポイントがどこなのかはっきりさせておくと良いでしょう。

下記にあげた紹介会社はいずれも、多くの薬剤師のキャリアアップをサポートしてきた実績をもっています。自分の希望条件が曖昧という薬剤師は、まずはキャリア相談から始めてみるのもおすすめですよ!

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