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【病院派遣薬剤師の基本】ブラック?違法?病院未経験でも働ける?

【病院派遣薬剤師の基本】ブラック?違法?病院未経験でも働ける?

働き方の多様化が進む昨今、病院でも直接雇用の薬剤師の他に「病院派遣薬剤師」という働き方を選んでいる方が一定数いることを知っていましたか。
正社員やパート勤務の薬剤師と比べて圧倒的に人数は少ないものの、病院で働く派遣薬剤師のポジションは今や無くてはならない存在に。また、派遣薬剤師の求人の中でも希少価値の高い人気求人になっているんです。

今回はそんな病院派遣薬剤師の実態を探るべく病院派遣薬剤師にフォーカスして掘り下げてみましょう。


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1:実は違法?病院薬剤師派遣の真実

病院への薬剤師派遣というと、「実は違法って聞いたんだけど大丈夫?」「ブラックな働き方を強要されるんじゃないの?」などの声が聞かれることがあります。
実際、過去に不法に病院派遣をしていて指導が入ったケースも存在していましたので、無理もありませんね。 そもそも、病院への薬剤師派遣については労働者派遣法の第4条で規制されています。

労働者派遣法の第4条では、労働者派遣事業を行ってはいけない業務として、①港湾運送業務、②建設業務、③警備業務と共に、④病院等における医療関係の業務を指定しているのです。

つまり原則として、病院への薬剤師派遣は違法ということです。 「じゃあどうして病院に派遣薬剤師がいるの?」と思われるかもしれませんが、この法律にはいくつかの「例外」が存在するのです。

それは以下のいずれかに該当する場合です。

(1)紹介予定派遣をする場合
(2)産前産後休業、育児休業、介護休業を取得した労働者の代替業務の場合
(3)就業場所が厚生労働省、都道府県によって定められたへき地・離島にある病院等の場合

参照)「労働者派遣事業を行うことができない業務は・・・」(厚生労働省)

実際の現場で多いのは(2)のケースですね。
もともと病院に勤務している薬剤師が産休や育休、介護休業で長期休暇を取得することになった場合の代替要員として、期間限定で派遣薬剤師を雇用するというパターンです。

確かに、原則的には病院への労働者派遣は禁止=違法ではあるものの、例外条件を活用して病院派遣薬剤師として勤務している方は多く存在しているということなんです。

とはいえ中には、「実際には職業紹介の予定がないのに、紹介予定派遣であると称して労働者派遣契約を行う」など、違法と知りながら薬剤師を派遣する悪質な派遣会社も存在します。
知らないうちに自分が違法労働をしていた、ということにならないよう、薬剤師自身がこういった法律の知識を持っておくことも非常に重要だと言えます。

2:病院派遣薬剤師の勤務条件って?

▼病院派遣薬剤師の[時給]について

薬剤師の勤務先は病院、調剤薬局、ドラッグストアに大きく三分されますが、その中で最も時給水準が高いのはドラッグストア、次に調剤薬局、最も低いのが病院、と言われています。

この関係は派遣薬剤師でも基本的には同じで、ドラッグストアや調剤薬局に比べ、病院派遣薬剤師の時給は低めになっています。

[派遣薬剤師の時給例]
調剤薬局 ⇛ 2700円~3500円
病院       ⇛   2400円~2800円

▼病院派遣薬剤師の[時給交渉]について

スキルや経歴が高く評価されれば、薬局やドラッグストア以上の時給で契約できる場合もあります。また、繁忙期閑散期がはっきりしている業界ですので、時給が高くなる繁忙期に合わせて交渉すれば、閑散期に比べ高い時給を得られるでしょう。

▼病院派遣薬剤師の[雇用期間]について

病院派遣薬剤師の雇用期間は基本的には短めです。
これは前述した通り、「産前産後休業、育児休業、介護休業を取得した労働者の代替業務の場合」という例外を使って派遣されているケースがほとんどだからです。

休職者の代替要員として勤務しているので、休職者が復帰するタイミングで派遣契約が満了するということになるのです。
ただ、「ワーク・ライフ・バランス」への関心や「子育て支援」へのニーズが高まる中、産休・育休制度を活用する薬剤師は増えており、その期間も長期化しています。 産休に入る薬剤師が何人も続いたり、育児休業や介護休業が伸びたりする機会が多くなっているので、そのぶん病院派遣薬剤師の需要も高まっていると言えるでしょう。状況によっては1年以上おなじ病院で継続勤務することも可能です。

▼病院派遣薬剤師の[勤務時間]について

時給については病院→調剤薬局→ドラッグストアという順で高くなっていましたが、勤務時間については逆です。ドラッグストアはそもそもの営業時間が長いため勤務時間は長い傾向にあり、一方病院は17時終業が一般的です。中には調剤のみ18時19時まで開院している病院もありますが、それでもドラッグストアの閉店時間よりはずっと短いといえるでしょう。

[派遣薬剤師の勤務時間例]
調剤薬局 ⇛ 終業時間18時・残業あり・土曜日出勤あり
病院       ⇛ 終業時間17時・残業なし・土日休み

▼病院派遣薬剤師の[残業]について

残業時間については、ドラッグストアは多め、病院は比較的少ない、というのが一般的に凭れているイメージです。しかしながら、そもそも派遣には残業はないことがほとんどで、雇用契約で定められた時間内での勤務が基本です。

まれに残業前提での契約内容を結ばれている派遣薬剤師の方もおられるようですが、これも事前のすり合わせがあってのことですので、勝手に残業が強いられることはありません。 調剤薬局やドラッグストア勤務の場合と同様、残業は基本なしと考えて問題ありません。

▼病院派遣薬剤師の[休みのとりやすさ]について

事前に勤務先の病院と派遣会社に申請をした上で休むことは全く問題ありません。
雇用形態に関係なく急な休みは現場へのしわ寄せがあるため、基本的には歓迎されませんが、特に病院での派遣薬剤師のポジション自体が休職者のバックアップ要員なので、頻繁に急な休みを取ることは好ましくありません。家庭の事情で急な休みを頻繁に取る可能性がある薬剤師には不向きな現場とも言えるでしょう。

3:病院派遣で働くメリットは?

医療人としての経験値が格段に上がることです。 4年制の卒業世代(30代以上)の薬剤師の中には「病院実習」未経験の方も大勢います。(※2017年10月現在)

大学卒業時、病院への就職には憧れもあったが、調剤薬局に就職。その後やはり病院薬剤師を目指したくなったという声は実はよく聞きます。

― とは言え実際の現場の雰囲気を知らないまま飛び込むのは不安・・・
という方には、病院への転職の下準備として、派遣薬剤師というポジションで病院の業務を体験してみることをお勧めします。派遣として数ヶ月病院で勤務した後、改めて病院へ転職するというのも賢い選択肢の一つですね。

4:どんな人が病院派遣薬剤師に向いている?

病院派遣薬剤師には薬剤師としてのスキルアップを特に重視する方や、医療の現場で様々な症例を見たいという方、またチーム医療に薬のプロとして貢献していきたいという薬剤師に向いています。

また、薬局やドラッグストアよりも営業時間が短いことから、勤務時間が較的短く残業もない職場を求める方にももってこいです。 また、先の項でもあげた通り病院という勤務先にこだわりたい方です。 万が一病院での勤務経験がなくても、派遣であれば調剤経験のみで勤務が可能な場合が多いです。 派遣で病院を経験し、その後直接雇用で病院を希望するという方にはお勧めの働き方といえます。

5:病院未経験でも働けるの?

調剤経験は必須と考えた方がよいですが、病院経験はなくてもOKというケースが多いです。 ただし病院によっては「抗がん剤の取扱経験が必須」など、独自の採用条件があることもあります。混注業務や病棟業務の経験については歓迎されることが多いです。

6:病院派遣薬剤師の具体的な業務内容

それでは次に、病院派遣薬剤師の業務内容について見てみましょう。 調剤薬局やドラッグストア同様、派遣薬剤師の業務のメインは「調剤業務」になります。 積極的に病棟業務に関わることは少ないといえます。

しかし、ご本人の希望があったり、ご経験のある薬剤師の場合は、混注業務やその他の病棟業務、医薬品管理などのほか、ハイリスク薬・麻薬等の対応、退院時の服薬指導、カンファレンスの参加や回診への同行など、病院ならではの業務にも関わることも可能です。 しかし、派遣薬剤師の場合は裁量権もないため、一度に複数の業務を兼務するというよりは、一部の業務の専任としてのポジションを与えられる事が多いようです。

7:[実例]病院派遣薬剤師さんの声

それではここで、実際に病院で派遣薬剤師として勤務しいている方の声を紹介しながら、病院派遣の実情を見ていきましょう。

[ケース1]調剤薬局での代わり映えないしない業務内容に嫌気......
30代の女性薬剤師です。調剤薬局で派遣薬剤師として働いて3年になります。派遣という働き方を選んだのは、婚約者が転勤の多い仕事で、引っ越しが多いためです。期間を決めて働けるので便利な反面、派遣薬剤師というと調剤薬局での調剤業務の求人ばかりなので、少し飽きていたというのも事実です。

そんな折、派遣コーディネーターから提案されたのが病院派遣薬剤師の求人でした。 これまでは時給が低いことなどから避けてきた病院案件でしたが、病院なら調剤以外の業務にも関われるかもしれない、と思い切ってそこで働くことにしました。正直時給は500円も下がってしまったんですが、新しい仕事にチャレンジできる環境なので毎日やりがいがあります。

[ケース2]鍼灸を学ぶために通学しながらの勤務にも最適!
もともと病院薬剤師として勤務しており、病棟業務にも積極的に関わってきました。多くの患者さんと接する中で徐々に興味を持ち始めたのが「鍼灸」。鍼灸師の資格取得を目指すことを決め、昼間は病院薬剤師、夜は鍼灸の学校、という生活を1年半続けました。

ただ、やっぱり体力的にしんどくなってしまって。 仕事と勉強を無理なく両立できるような働き方はないかと思い、それで病院派遣薬剤師を選びました。コーディネーターに事情を話し、家からも学校からもアクセスがよく、17時前までの終業が可能な病院を紹介してもらいました。 現在は週4~5日勤務で、残業なし、もちろん夜勤もなし、という条件で勤務しています。鍼灸師の勉強にも集中できるようになり、とても満足しています。

8:派遣で病院勤務を希望している方へのアドバイス

さて、今回は「病院薬剤師派遣」にフォーカスして、その勤務条件からメリット、向いている人などを紹介してきました。

もともと派遣求人は雇用側が急いでいるケースが多いので、条件の良いものは瞬時に埋まってしまいます。もともとの求人数の少ない病院派遣の案件の場合、求人が出たその日のうちになくなることも決して珍しくありません。 事前にできる準備としては、自分の希望にマッチした求人が出た時にすぐにキャッチできるよう、派遣コーディネーターへきちんと希望を伝え、経験やスキルのアピールをしておくことです。 派遣コーディネーターの中での優先順位をあげることが、良い求人に出会う近道です。


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