薬剤師と登録販売者は、どちらも医薬品に関わる資格ですが、取得方法・扱える医薬品・仕事内容・年収に違いがあります。薬剤師は調剤や服薬指導を担い、登録販売者は主に一般用医薬品の販売を担当します。
この記事では、2026年11月2日時点の公的情報をもとに、薬剤師と登録販売者の資格の違い、給与水準、求人動向、転職時の選び方を詳しく解説します。
【結論】薬剤師と登録販売者の違いは?資格・仕事内容・年収を比較
薬剤師と登録販売者は、資格取得の仕組みも担当できる業務も異なります。
- 薬剤師:原則として6年制薬学課程を修了し、国家試験に合格して免許を取得する国家資格。調剤や服薬指導などを担当します。
- 登録販売者:都道府県の試験に合格し、販売従事登録を行うことで、第2類・第3類の一般用医薬品を販売できる資格です。
- 年収:厚生労働省の職業情報提供サイト掲載の年収は、薬剤師566.8万円、医薬品販売・登録販売者に対応する職業分類384.8万円です。
- 求人倍率:掲載されている有効求人倍率は、薬剤師3.12倍、医薬品販売・登録販売者対応分類3.28倍です。
- 転職のポイント:資格だけでなく、業務範囲、店舗管理者要件、勤務形態、給与内訳を比較することが重要です。
なお、登録販売者側の年収は資格保有者だけの平均ではありません。両者の掲載年収の差を、資格の違いだけによる給与差と解釈しないようにしましょう。
薬剤師資格を保有していて転職を検討している方は、薬剤師専門の転職支援サービスを活用すると、調剤薬局・病院・ドラッグストアなどの勤務条件を整理しやすくなります。
薬剤師と登録販売者の基本情報・年収・求人倍率比較表
まずは、薬剤師と登録販売者の資格制度や仕事内容、給与水準を一覧で比較しましょう。
| 比較項目 | 薬剤師 | 登録販売者 |
|---|---|---|
| 資格の種類 | 国家資格 | 都道府県の試験に基づく資格 |
| 取得方法 | 原則6年制薬学課程修了、国家試験合格、免許取得 | 登録販売者試験合格、販売従事登録 |
| 受験資格 | 薬剤師国家試験の受験資格が必要 | 学歴・実務経験による受験制限なし |
| 主な仕事内容 | 調剤、処方内容の確認、服薬指導、医薬品管理 | 第2類・第3類一般用医薬品の販売、情報提供、店舗業務 |
| 主な勤務先 | 調剤薬局、病院、ドラッグストア、製薬企業など | ドラッグストア、医薬品販売店舗など |
| 掲載年収 | 566.8万円 | 384.8万円(対応職業分類) |
| 求人賃金(月額) | 36.2万円 | 22.4万円(対応職業分類) |
| 有効求人倍率 | 3.12倍 | 3.28倍(対応職業分類) |
| 短時間労働者の1時間当たり賃金 | 2,540円 | 1,238円(対応職業分類) |
| 平均年齢 | 40.1歳 | 43.6歳(対応職業分類) |
| おすすめの人 | 薬学の専門知識を活かし、調剤や服薬指導などに携わりたい人 | 医薬品販売と接客・店舗運営の仕事に携わりたい人 |
出典:厚生労働省職業情報提供サイト「薬剤師」「医薬品販売/登録販売者」。2026年11月2日確認。
登録販売者の欄にある給与・求人倍率・平均年齢は、対応する職業分類の統計です。登録販売者の資格保有者だけを対象にした数値ではありません。また、求人賃金は募集時の給与指標であり、実際の平均年収とは異なります。
薬剤師と登録販売者の資格・仕事内容の違い
薬剤師は調剤・服薬指導など専門的な医薬品業務を担う
薬剤師は、医薬品の適正使用を支える専門職です。医師が発行した処方箋に基づく調剤、処方内容の確認、患者への服薬指導、医薬品の管理などを担当します。
調剤薬局だけでなく、病院、ドラッグストア、製薬企業、行政機関などでも専門知識を活かせます。
勤務先によって求められる仕事は異なり、病院では他の医療職との連携、ドラッグストアでは一般用医薬品の相談対応や店舗業務が含まれる場合があります。
薬剤師資格の取得には、原則として6年制薬学課程を修了し、国家試験に合格したうえで、薬剤師名簿への登録と免許取得が必要です。
登録販売者は第2類・第3類の一般用医薬品を販売する
登録販売者は、一般用医薬品のうち第2類医薬品と第3類医薬品を販売できる資格です。
主な仕事は、症状や使用目的を確認し、適切な医薬品の選択を支援することです。
店舗によっては医薬品の情報提供に加え、レジ、品出し、在庫管理、売場づくり、接客なども担当します。
一方、処方箋に基づく調剤は登録販売者の業務ではありません。また、第1類医薬品は薬剤師が対応する区分であり、登録販売者の資格だけでは販売できません。
医薬品に関する専門性だけでなく、小売業務や接客にも関心がある人に向いた仕事といえるでしょう。
登録販売者から薬剤師になることはできる?
登録販売者の資格や実務経験を積むだけで、薬剤師資格へ移行できる制度はありません。
薬剤師になるには、薬剤師国家試験の受験資格を別途満たし、国家試験に合格して免許を取得する必要があります。
医薬品販売の仕事を始めたいのか、将来的に調剤や処方薬の服薬指導まで担いたいのかによって、資格取得の方向性は異なります。
登録販売者になるには?試験・販売従事登録・実務経験の違い
登録販売者試験は学歴や実務経験に関係なく受験できる
登録販売者試験は、学歴や実務経験による受験制限がありません。異業種から医薬品販売の仕事を目指す人でも、試験に挑戦できます。
ただし、試験に合格しただけで登録販売者として販売業務に従事できるわけではありません。
資格を活かして販売業務に従事するには、都道府県知事による販売従事登録が必要です。
試験合格と販売従事登録は別の手続きなので、就職活動を始める際には区別しておきましょう。
研修中の登録販売者は管理・指導を受けながら働く
販売従事登録後であっても、実務経験などが店舗管理者の要件を満たさない場合、研修中の登録販売者として勤務することがあります。
研修中の登録販売者は、店舗において勤務中の薬剤師、または研修中ではない登録販売者の管理・指導の下で業務に従事します。
そのため、求人を選ぶときには資格保有の有無だけでなく、次の点を確認することが大切です。
- 販売従事登録に必要な手続きを支援してもらえるか
- 研修中の登録販売者を受け入れる体制があるか
- 指導を担当する薬剤師や登録販売者が勤務する体制か
- 実務経験や業務従事経験の証明に対応してもらえるか
- 店舗管理者の要件を満たした後の待遇がどう変わるか
店舗管理者になるには実務経験・研修などの条件がある
登録販売者が店舗管理者になるには、所定の実務経験や研修などの要件を満たす必要があります。
要件には、従事経験を基本とするルートのほか、一定の従事経験と所定の研修などを組み合わせるルートがあります。
従事時間の要件もあるため、単に在籍期間だけで判断できるものではありません。
また、追加的研修が必要となるルートでは、継続的研修とは別に所定の研修を受講する必要があります。
転職先で店舗管理者を目指す場合は、過去の勤務先での経験が要件に算入できるか、必要な証明書を取得できるかを事前に確認しておきましょう。
制度の参考:神奈川県「登録販売者について」、厚生労働省の登録販売者制度に関する通知。
薬剤師と登録販売者の年収・給料はどれくらい違う?
厚生労働省の掲載年収は薬剤師566.8万円・医薬品販売対応分類384.8万円
厚生労働省の職業情報提供サイトによると、掲載年収は薬剤師が566.8万円、医薬品販売・登録販売者に対応する職業分類が384.8万円です。
ただし、後者は登録販売者資格保有者のみに限定した年収ではありません。
職種の集計範囲が異なるため、資格取得によって年収がどの程度変化するかを直接示す数字ではない点に注意が必要です。
給与を比較する際には、資格手当、役職手当、賞与、残業代、勤務時間、転勤の有無などを含めた総支給額と働き方を確認することが重要です。
他の医療専門職との給与比較に関心がある方は、看護師と薬剤師の年収・働き方の違いも参考にしてください。
短時間勤務の給与水準にも違いがある
同サイトに掲載されている短時間労働者の1時間当たり賃金は、薬剤師が2,540円、医薬品販売・登録販売者対応分類が1,238円です。
これらは職業分類ごとの統計値であり、特定企業のパート時給や、登録販売者資格者だけの平均時給を表すものではありません。
家庭や育児との両立を考えて短時間勤務を希望する場合も、表示時給だけでなく、勤務できる曜日、閉店時間、土日祝日の勤務条件、急な休みへの対応などを比較しましょう。
2026年4月〜9月の求人賃金の推移
厚生労働省の職業情報提供サイトに掲載されている全国の月別ハローワーク求人賃金は、次のとおりです。
| 対象月 | 薬剤師の求人賃金 | 医薬品販売・登録販売者対応分類 |
|---|---|---|
| 2026年4月 | 36.2万円 | 25.2万円 |
| 2026年5月 | 36.2万円 | 24.6万円 |
| 2026年6月 | 36.5万円 | 23.6万円 |
| 2026年7月 | 36.5万円 | 23.6万円 |
| 2026年8月 | 36.5万円 | 24.2万円 |
| 2026年9月 | 36.8万円 | 25.0万円 |
出典:厚生労働省職業情報提供サイト「薬剤師」「医薬品販売/登録販売者」の全国月別求人賃金。2026年11月2日確認。
薬剤師の求人賃金は、この期間に月額36.2万円から36.8万円へ変化しています。
医薬品販売・登録販売者対応分類は月ごとの変動があり、2026年9月は25.0万円でした。
これは求人票に示された賃金の月別指標です。求人数の推移や採用人数の増減を表すデータではありません。
薬剤師と登録販売者の転職市場・求人動向【2026年】
有効求人倍率は薬剤師3.12倍・登録販売者対応分類3.28倍
厚生労働省の職業情報提供サイトに掲載されている有効求人倍率は、薬剤師が3.12倍、医薬品販売・登録販売者対応分類が3.28倍です。
有効求人倍率は、求職者数に対する求人数の割合を示す指標です。両職業分類とも求人が求職者を上回る状況を示しています。
ただし、求人倍率が高いからといって、希望する地域・勤務時間・年収の求人に必ず採用されるわけではありません。
店舗管理者の経験を求める求人と、研修中の登録販売者を受け入れる求人では応募条件も異なります。
全職業の有効求人倍率は1.19倍
厚生労働省が2026年10月30日に公表した一般職業紹介状況によると、2026年9月の全職業の有効求人倍率は1.19倍でした。
また、卸売業・小売業の新規求人は前年同月比6.3%減でした。
ただし、全職業の数値は2026年9月の季節調整値であり、薬剤師・登録販売者対応分類の数値とは集計期間・対象が異なります。
単純な比較で職種別の足元の採用難易度を判断することはできません。
未経験でも応募できる登録販売者求人がある
2026年11月2日に取得したコメディカルドットコムの掲載情報では、全国の「未経験可」条件に該当する登録販売者求人が3,515件表示されていました。
これは特定の求人サイトにおける掲載件数であり、全国の求人市場全体を表すものではありません。
未経験から登録販売者を目指す人は、募集要項に「未経験可」と記載されていても、試験合格者を対象としているのか、販売従事登録済みの人が対象なのか、研修中の人も応募できるのかを確認する必要があります。
薬剤師・登録販売者の仕事に必要なスキルと制度変更への対応
医薬品の知識と適切な相談対応が重要
薬剤師も登録販売者も、医薬品を扱う以上、正確な知識と適切な説明が重要です。ただし、担当できる業務の範囲は資格によって異なります。
登録販売者の場合、購入者の症状や使用目的を確認し、必要に応じて薬剤師への相談や医療機関への受診を勧める判断力が求められます。
薬剤師の場合は、処方薬を含む医薬品の知識、患者への服薬指導、処方内容の確認、他の医療職との連携などが重要になります。
医薬品販売制度の改正にも対応する
医薬品販売に関する制度は見直しが行われており、濫用防止に関わる医薬品の販売時の確認や情報提供、要指導医薬品の販売方法などに関するルールを把握することが重要です。
医薬品を販売する職場への転職では、制度変更について研修を実施しているか、店舗での対応手順が整備されているかを確認するとよいでしょう。
登録販売者として働くメリット・デメリット
登録販売者として働くメリット
- 異業種から挑戦できる:登録販売者試験に学歴や実務経験による受験制限がなく、医薬品販売の仕事を目指す選択肢になります。
- 健康や医薬品の知識を活かせる:購入者の相談に応じ、適切な医薬品選びを支援できます。
- 接客経験を活かせる:販売・小売業の経験を、顧客対応や店舗運営に活用できます。
- 勤務形態を選ぶ余地がある:正社員だけでなく、パートなどの働き方も検討できます。
- 店舗管理者を目指せる:必要な経験や研修要件を満たすことで、店舗運営に関わる役割を目指せます。
特に、販売・接客経験を持ち、医薬品の知識を身につけて専門性を高めたい人にとって、登録販売者は検討する価値のある資格です。
登録販売者として働くデメリット・注意点
- 調剤はできない:登録販売者の資格だけでは、薬剤師が担当する調剤業務には従事できません。
- 販売できる医薬品に制限がある:第1類医薬品など、登録販売者だけでは販売できない区分があります。
- 店舗業務が多い場合がある:医薬品相談のほか、レジ・品出し・清掃・在庫管理などを担当することがあります。
- 資格手当だけでは待遇が決まらない:基本給、役職、勤務時間、賞与などによって収入が異なります。
- シフト勤務への対応が必要な場合がある:夜間や土日祝日の勤務条件を事前に確認する必要があります。
医薬品の専門業務だけに集中したい人は、募集要項に記載された実際の業務割合まで確認することが重要です。
薬剤師と登録販売者の口コミ・評判から考える仕事の実態
良い評判で注目したいポイント:接客のやりがいと働き方
登録販売者の仕事を評価する際には、お客様から相談を受け、役に立てることにやりがいを感じられるかが重要なポイントです。
また、パート勤務やシフトの相談ができる職場では、家庭や育児と仕事を両立しやすい可能性があります。
ただし、シフトの柔軟性や休暇の取得しやすさは企業・店舗・人員配置によって異なります。資格を持っていれば必ず希望どおりに働けるわけではありません。
悪い評判で確認したいポイント:店舗業務の負担と資格手当
医薬品の相談対応を期待して就職したものの、実際にはレジや品出しの時間が長い場合、仕事内容にギャップを感じる可能性があります。
また、資格手当と業務上の責任のバランス、販売目標、売場管理の負担なども確認したい項目です。
これらは職場選びで考慮すべき論点であり、すべてのドラッグストアや登録販売者の職場に当てはまるものではありません。
転職成功例・失敗例から学ぶポイント
成功につながるケース:接客や売場管理にも関心があり、応募前に業務範囲と勤務条件を確認している人は、入社後の仕事内容を具体的にイメージしやすくなります。
ミスマッチにつながるケース:資格取得後は医薬品相談だけを担当できると思い込み、レジ・品出し・シフト条件などを確認せずに転職すると、仕事内容にギャップを感じる可能性があります。
上記は職場選びで想定されるケースを整理したものであり、特定の利用者の転職体験を再現したものではありません。
薬剤師の職場でも業務負担や働き方に違いがあります。詳しくは薬剤師の仕事がきつい理由と負担を減らす方法も参考にしてください。
薬剤師と登録販売者はどんな人におすすめ?向いていない人の特徴
薬剤師に向いている人
- 調剤や処方薬の服薬指導など、医薬品の専門的な業務に携わりたい人
- 薬学の専門知識を継続的に学びたい人
- 病院や調剤薬局で患者の治療を支えたい人
- すでに薬剤師資格を持ち、勤務先や働き方を見直したい人
登録販売者に向いている人
- 医薬品や健康に関する知識を身につけ、販売の仕事に活かしたい人
- 接客やお客様とのコミュニケーションが好きな人
- 異業種から医薬品販売の仕事に挑戦したい人
- ドラッグストアの売場づくりや店舗運営にも関心がある人
- 勤務時間や雇用形態を比較し、生活に合う仕事を選びたい人
登録販売者の仕事が向いていない可能性がある人
医薬品の相談対応だけに専念したい人や、レジ・品出しなどの店舗業務をできる限り避けたい人は、ドラッグストアの一般的な仕事内容との相性を慎重に考えたほうがよいでしょう。
また、調剤業務や処方薬に関する服薬指導を仕事にしたい場合は、登録販売者ではなく薬剤師資格が必要です。
資格取得の難易度だけで決めるのではなく、将来的にどのような仕事をしたいかを考えることが大切です。
薬剤師・登録販売者の転職を成功させる5つのステップ
1.保有資格と担当できる業務を整理する
まず、薬剤師免許の有無、登録販売者試験の合格状況、販売従事登録の状況、これまでの実務経験を整理しましょう。
登録販売者の場合は、研修中かどうか、店舗管理者の要件を満たしているかが求人選びに関わります。
転職先に提出できる経験証明書なども確認しておくと、応募時の手続きが円滑になります。
2.希望する勤務先・仕事内容を明確にする
薬剤師なら、調剤薬局、病院、ドラッグストアなどの違いを整理します。
登録販売者なら、医薬品販売の比重、レジ・品出しの担当範囲、店舗運営への関わり方を確認しましょう。
同じ職種でも勤務先によって仕事内容は異なるため、求人票の職種名だけで判断しないことが重要です。
3.給与は年収だけでなく内訳も比較する
転職前後の給与を比較するときは、基本給、資格手当、役職手当、賞与、残業代、勤務時間を確認しましょう。
特に登録販売者の場合、店舗管理者としての勤務が給与条件に含まれているかどうかが重要です。
提示された年収が高くても、転勤や夜間勤務を伴う場合には、生活面での負担も変わります。
4.面接で研修体制・シフト・店舗業務を確認する
入社後のミスマッチを防ぐため、次のような質問を準備しておきましょう。
- 医薬品の相談対応とレジ・品出しは、どのように分担していますか。
- 研修中の登録販売者への指導体制はどうなっていますか。
- 店舗管理者の要件を満たした場合、担当業務や待遇は変わりますか。
- 土日祝日や夜間の勤務はどのように決まりますか。
- 資格取得や継続的な研修に対する支援制度はありますか。
職場見学が可能な場合は、実際の売場や従業員の配置なども確認すると、働くイメージを持ちやすくなります。
5.求人媒体と転職支援サービスを使い分ける
薬剤師資格を持つ人は、薬剤師専門の転職支援サービスを利用することで、希望条件に合う求人を探す選択肢が広がります。
登録販売者の場合は、登録販売者向け求人を掲載する専門サイトや、ドラッグストアの採用ページなどを活用しましょう。
重要なのは、資格と希望職種に対応しているサービスを選ぶことです。薬剤師向けサービスが登録販売者求人にも対応しているとは限らないため、対象資格を区別して利用しましょう。
薬剤師の転職におすすめの転職エージェント・サービス
薬剤師資格を持ち、調剤薬局・病院・ドラッグストアなどへの転職を検討する人には、薬剤師専門の転職支援サービスが選択肢になります。
以下は薬剤師向けのサービスです。登録販売者資格のみで利用したい場合は、対象資格と取扱求人を区別して考えてください。
ファルマスタッフ|薬剤師の転職・派遣を検討したい人向け
ファルマスタッフは薬剤師向けの求人・派遣・転職支援サービスです。
薬剤師資格を活かして、勤務地、雇用形態、業務内容などを比較したい人に向いています。
転職先を検討する際は、調剤業務の範囲、勤務体制、教育環境、給与条件などを整理して相談しましょう。
アポプラス薬剤師|働き方や希望条件を整理したい人向け
アポプラス薬剤師は、薬剤師向けの転職支援サービスです。
調剤薬局やドラッグストアなど、勤務先による仕事内容の違いを踏まえて求人を比較したい場合に検討できます。
希望する勤務時間、年収、勤務地、担当したい業務を整理し、条件に合う求人があるか相談するとよいでしょう。
登録販売者は登録販売者向け求人サイトを活用する
登録販売者資格のみを保有している場合は、登録販売者の募集に対応する求人サイトを活用することが重要です。
コメディカルドットコムには未経験可の登録販売者求人が掲載されています。求人ごとに求められる資格状況や経験、研修体制を確認して比較しましょう。
求人選びでは、掲載件数の多さだけでなく、実際に応募できる条件の求人があるかどうかを優先してください。
薬剤師の転職をさらに詳しく調べたい方へ
薬剤師資格を持ち、地域や勤務先による給与・働き方の違いを比較したい方には、次の記事も参考になります。
- 東京の薬剤師求人・年収・転職サイトの選び方:東京都内での転職を考えている方向け。
- 沖縄の薬剤師求人と転職サイトの選び方:沖縄での就職・転職を考えている方向け。
- コストコ薬剤師の求人・年収・仕事内容:小売店舗で働く薬剤師の条件を詳しく知りたい方向け。
- 看護師と薬剤師の年収・働き方比較:医療専門職の待遇の違いを比較したい方向け。
- 薬剤師の大変なことと転職時の注意点:仕事の負担を減らしたい薬剤師向け。
薬剤師と登録販売者に関するよくある質問
薬剤師と登録販売者は同じ資格ですか?
いいえ、異なる資格です。薬剤師は調剤や服薬指導などを担う国家資格で、登録販売者は主に第2類・第3類一般用医薬品の販売を担当する資格です。
資格取得方法、扱える医薬品、担当できる業務が異なります。
登録販売者の資格があれば薬剤師になれますか?
いいえ。登録販売者資格を持っているだけでは薬剤師になれません。
薬剤師になるには、国家試験の受験資格を別途満たし、国家試験に合格して免許を取得する必要があります。登録販売者としての経験だけで薬剤師資格へ切り替える制度はありません。
登録販売者は未経験でも転職できますか?
未経験可の求人はあります。2026年11月2日時点で、コメディカルドットコムには未経験可の条件に該当する登録販売者求人が3,515件掲載されていました。
ただし、未経験可という表示だけで、無資格者や販売従事登録前の人も登録販売者として勤務できることを意味するわけではありません。
応募条件と資格状況を確認することが重要です。
登録販売者の試験に実務経験は必要ですか?
登録販売者試験の受験に学歴や実務経験による制限はありません。
一方、試験合格後に登録販売者として販売業務に従事するためには販売従事登録が必要です。研修中の扱いや店舗管理者になるための要件は、試験の受験資格とは別に定められています。
登録販売者は第1類医薬品を販売できますか?
登録販売者の資格だけでは第1類医薬品を販売できません。登録販売者が販売できるのは第2類・第3類の一般用医薬品です。
第1類医薬品や処方薬に関わる業務では、薬剤師との資格・業務範囲の違いを理解しておく必要があります。
登録販売者の平均年収は384.8万円ですか?
厚生労働省の職業情報提供サイトには、医薬品販売・登録販売者に対応する職業分類の年収として384.8万円が掲載されています。
ただし、この数値は登録販売者の資格保有者のみを対象とした平均年収ではありません。
登録販売者個人の年収を判断する場合は、応募先の給与条件や手当、役職などを確認する必要があります。
薬剤師と登録販売者では、どちらの求人が多いですか?
掲載されている有効求人倍率は、薬剤師が3.12倍、医薬品販売・登録販売者対応分類が3.28倍です。
ただし、有効求人倍率は求人数そのものではありません。
また、登録販売者側には対応する職業分類の求人が含まれるため、この数値だけで登録販売者資格者向けの求人数が薬剤師より多いとは判断できません。
登録販売者の資格を取れば給料は上がりますか?
資格取得による給与への影響は勤務先の制度によって異なります。
資格手当を支給する企業もありますが、基本給、役職、勤務時間、賞与なども給与を左右します。
資格取得前後の待遇を比較するときは、資格手当の有無と支給条件を確認しましょう。
登録販売者から店舗管理者になるには何が必要ですか?
所定の従事経験や研修などの要件を満たす必要があります。
従事経験を基本とするルートのほか、経験と所定の研修などを組み合わせるルートがあります。
従事時間などの条件もあるため、在籍年数だけでは判断できません。勤務先で経験証明書の発行に対応してもらえるかも確認しましょう。
薬剤師・登録販売者の転職におすすめの時期はいつですか?
転職時期を考える際は、希望する地域や勤務形態の求人が出ているか、現職の退職時期、必要な資格手続きなどを優先しましょう。
薬剤師と登録販売者では求人の募集条件や職場の状況が異なるため、特定の月だけに絞るよりも、条件に合う求人を継続的に比較する方法が現実的です。
薬剤師向け転職エージェントを登録販売者も利用できますか?
薬剤師専門サービスは、主に薬剤師資格を持つ人向けの求人・転職支援を扱います。
登録販売者資格のみを持つ人は、登録販売者向け求人を扱う専門サイトや採用ページを利用するほうが、資格条件に合う求人を探しやすくなります。
まとめ|薬剤師と登録販売者の違いを理解して自分に合う転職先を選ぼう
薬剤師と登録販売者は、どちらも医薬品を扱う仕事ですが、資格取得の仕組みや業務範囲が大きく異なります。
薬剤師は調剤や服薬指導などの専門業務を担い、登録販売者は第2類・第3類一般用医薬品の販売や情報提供を中心に担当します。
厚生労働省の職業情報提供サイトに掲載された年収は、薬剤師566.8万円、医薬品販売・登録販売者対応職業分類384.8万円です。ただし、後者は登録販売者資格者だけの平均ではないため、転職先の待遇は個別の求人条件で判断しましょう。
登録販売者を目指す人は、試験合格、販売従事登録、研修中の勤務条件、店舗管理者要件を整理することが重要です。
薬剤師資格を持つ人は、資格を活かせる業務内容や勤務形態を比較し、希望に合う職場を探しましょう。
登録販売者として転職する場合は、研修体制、店舗業務の内容、資格手当、店舗管理者へのキャリア形成などを比較し、無理なく働き続けられる職場を選ぶことが大切です。

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